2017.08.17〈9942〉

今年の夏休みは雨が降り続いてしまいました。小雨がそぼ降る中、ふと、神社に行こうと思い立ちました。雨の神社もいいものです。誰も来ない神社、何かを待つ訳ではなく、少し間、軒下で雨宿りをしてみます。「江戸しぐさ」のひとつに、「傘かしげ」って言うのがありました。

2017.08.17 板張りの外壁も、大きく跳ね出した屋根で、雨から守られています。埼玉県嵐山町、鎌形八幡神社(2017.08.16)

傘かしげ

江戸の人々の楽しい生き方、考え方、ルールを「江戸しぐさ」と言うそうです。

その中のひとつに「往来しぐさ」と言う、身のこなし術があります。

「傘かしげ」は雨や雪の日、道ですれ違うとき、お互いに傘を外に向けて雫(しずく)がかからない配慮をすることです。

『身につけよう!江戸しぐさ』越川禮子

江戸町方の人々の考え方は、さほど役に立たない知識の量より、実行する振る舞いのほうが、すぐに役に立つ美学だと考えられていました。

『身につけよう!江戸しぐさ』越川禮子

雨を凌(しの)げること

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「建築」の第一の役割は、雨を凌(しの)げること。

建築工事は、まず柱を立てて行くことから始まるが、それはまだ「建築」ではない。

立てた柱に梁を架け、屋根を造る。

その屋根で、雨を凌(しの)げることができれば、初めて「建築」となる。

我が家の雨宿り

雨宿りの画像があったと思い、4年前の2013年のアルバムの中から、こんな1枚を見つけました。メモも残っていました。

我が家の雨宿り

早めの帰宅途中に雨が降りだした。

我が家につくと、玄関ポーチで雨宿りをしているふたり。

なぜ家の中に入らないのかと聞くと、「ここが気持ちいいから」と。

降っている雨を眺める楽しさ、友達が一緒ならなおさら。

住まいには、雨宿りする場所があると楽しくなりそう。

私も、忘れていた子どもの頃の感覚を思い出した。

(2013.05.16)