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大滝建築事務所 : バリアフリー住宅

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子どもの生活幅を拡げるリフォーム - 前編

子どもの生活幅を拡げるリフォーム - 前編

2006年08月31日 : 大瀧雅寛
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東京都のMさん家族は、ご夫婦と子どもさんの3人家族です。子どもさんは脳性マヒのために、歩行に障害があり、つたい歩きをします。

木造2階建ての築20年の住宅を、 子どもさんの成長に合わせて、子どもさんの生活幅を拡げるためのリフォームをしました。

Mさんの家@東京都 [ m05_2005 ] 2001年6月竣工

「結婚や仕事で巣立つまでのおよそ10年。女性として様々なことを身につける大切な時期を、居心地のよい空間で過ごしてほしい」というMさんの思いを大切にしました。

写真02

子どもさんのバリアフリーで、大切にしなくてはいけないことは、「やってあげるのではなく、子どもさんが自分でできる環境」をつくることだと、私は考えています。

ひとり娘のmさんは、外出するときは車いすを使っています。外から帰ってくると、この土間まで車いすで入ります。

上がり框の脇に取り付けたL字型の手すりで立ち上がります。屋内ではつたい歩きで移動するので、手すりを壁の連続するように取り付けました。

床材は、転倒したときに一番安全なタイルカーペットを選びました。タイルカーペットは表面はやわらかいので、車いすでは車輪の摩擦で動きにくくなってしまいますが、屋内で車いすをつかうことは当面ないということでした。

写真03 写真04

両手で手すりはを支えられるように、手すりはできる限り通路の両側に取り付けました。

手すりは壁だけでなく、本棚や食器棚にも取り付け、立ちながらの動作を安全に行えるようにしました。

写真05

Mさんの住まいは、以前は納戸だった木造2階建ての建物でしたので、築20年のわりには老朽化が目立ち、 近い将来に建て替えは必至、と見受けられました。

リフォームではなく、建て替えをおすすめしましたところ、 Mさんは、「建て替えのためには、5年以上先のなってしまう。子どもを考えたとき、今すぐに、今を快適にしたい」とのことでした。

リフォームの工事費が安価になるように、構造にかかわる工事を避けたプランにしました。

また、造り付け家具を多用したリフォームにして、将来の建て替えの際にも、家具を取り外して再利用できるようにと考えました。

後編もご覧ください。
「居心地のよい住まい」「家具(1) - 空間有効に使える「造り付け」 -」にも、Mさんのバリアフリーリフォームを書きました。

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