浴室はトイレとともに、手すりの取り付けの要望が多いところです。浴室の手すりは、使う目的を考えて取り付けていきます。
70代の男性が主に使う、浴室の住宅改修工事をしました。浴室は2帖の大きさです。どこからでも、手すりに手が届くようにしました。
住まい手さんは、軽い右まひがある方でしたので、健側の右側に手すりがくるような配置にしました。
洗い場の横手すりは、浴槽脇に置いた入浴台から浴室引き違い戸までの移動のためのものです。
洗面室と15cm程の段差がありましたが、樹脂製の軽いすのこを、洗面室の床と平になるように敷き込みました。
立った状態で浴槽に入るのは不安定になりやすいので、浴槽脇に置いた入浴台に一旦腰掛けてから、浴槽に入るようにしました。
健側の右側からの方が浴槽に入りやすいので、右足から浴槽に入ります。
浴槽の側面の、右手でつかみやすい位置に、横手すりを取り付けました。
浴槽の側面に横手すりの左端は、縦に折り曲げてL字型になっています。
この縦の部分は、浴槽から上がるときに右手でつかみます。
浴槽から上がるとき、側面の手すりよりも、浴槽正面の手すりは両手でつかめるので、より立ち上がりやすくなります。
浴槽正面の手すりは、洗い場から立ち上がるときにも役に立ちました。
洗い場に置く浴室いすは、高めなもの方が立ち上がりやすいので、おすすめなのですが、すのこに直接座りたいとのことでした。鏡の位置は低くつけてあります。
「居心地のよい住まい」の「浴室 - 入浴台外せば介助スペースに -」にも、Sさんの住宅改修工事を書きました。