失語症

失語症

2006年12月04日 : 杉山由紀
用語集  さ - そ  

「聞くこと・話すことって何?」

  1. 言葉・声を耳で聞く
  2. →鼓膜が振動。情報が脳神経を通って脳へ
  3. →言葉の意味を理解する(ウェルニッケ領域)
  4. →理解した言葉に対し返答の言葉を考える(ブローカ領域)
  5. →脳からの情報が神経を通って口を動かし言葉を話す

というプロセスがあります。

失語症って何?」

脳の「言葉」を担当している部分(大脳言語野)が障害を受けることにより、失語症が生じます。

感覚性失語(ウェルニッケ失語ともいいます)

流暢に言葉を発する事はできます。しかし、言葉を理解する事ができないので、相手に話しかけられても関係のない言葉を話してしまいます。自分の病気に対する理解度も低いです。

運動性失語(ブローカ失語ともいいます)

相手の話している言葉を理解することは比較的できるが、何と話していいのかわからない状態。抑うつ的になりやすいです。声を出すことはできます。

全失語

言葉を理解する力・言葉を表出する力の両方がほぼ完全に障害されている状態。 物品(例:お箸・カギ)の名称を「これはお箸ですか」と聞いても「はい」「いいえ」で答えることも難しい。

健忘性失語

物品の呼称が困難。 お箸を見せても何か答えられないが、「お箸ですか」と言うと「はい」と答えられる。

失語症と構音障害はどう違うの?」

障害された部位により異なります。

  • 失語症は大脳言語野
  • 構音障害は発声する器官(舌など)が障害される。

構音障害は、言葉を理解する力も表出する力もありますが、流暢に話すことができない状態。 (舌などの運動機能がマヒしているため)