スマイル

大滝建築事務所 : バリアフリー住宅

バリアフリー住宅の建て替えやリフォーム、加齢対応や障害対応リフォームなど、1級建築士と作業療法士が、ご相談から設計、施工まで、責任を持って対応いたします。 介護保険の住宅改修工事もおまかせください。

ホーム > バリアフリー住宅 >  認知症のバリアフリー > 浴室 > 介助しやすく安全に入浴できる、コルク床の浴室

介助しやすく安全に入浴できる、コルク床の浴室

介助しやすく安全に入浴できる、コルク床の浴室

2006年10月11日 : 大瀧雅寛
> 印刷用のレイアウトはこちらです...

介助しやすく安全に入浴できる、コルク床の浴室

茨城県のKさんは、娘さん親子と同居している、60代の男性です。

Kさんは脳出血による右片マヒで、手すりにつかまれば歩行はできますが、歩く力が落ちてきているために、転倒骨折の危険性が高くなってきました。

Kさんがより安全に生活できるように、大規模なリフォームをしました。

介助しやすく、安全に入浴できる浴室をご紹介します。

Kさんの家@茨城県 [ k17_2006 ]

介助しやすく安全に入浴できる、コルク床の浴室

浴室は2.6帖の広さです。洗い場を広くとりましたので、シャワーチェアでも楽に出入り出来ます。

浴室のドアは、転倒の危険をなくすために段差のない3枚引き戸です。1m程の広い有効幅を確保しました。

介助しやすく安全に入浴できる、コルク床の浴室

浴室の床は、滑りにくい素材である浴室用のコルクタイルを貼りました。転倒時もやわらかいので安全です。

コルクタイルは15cm角で、厚みは13mmです。3枚引き戸の排水溝と平らになっています。

介助しやすく安全に入浴できる、コルク床の浴室

浴槽は縁に座れるタイプですので、浴槽に入るときにはいったん、この広い縁に腰を下ろします。浴槽に腰掛けたときでも座位が安定するように、背もたれ壁を造りました。

浴槽へは、健側の左側から入れるように、この勝手になりました。浴槽の高さは、高めの45cmにして、深さ50cmの浴槽の底と、コルクタイルの床面が、平らに近くなるようにしました。

浴槽への出入りをサポートするために、I字型とL字型の手すりを組み合わせた、U字型の手すりを取り付けました。

介助しやすく安全に入浴できる、コルク床の浴室

Kさんが自由に移動しやすい位置に手すりを取り付け、浴室内にも安全に入浴を楽しんでもらえ、ヘルパーさんが介助しやすい位置に手すりを取り付けました。

3枚引き戸の脇に縦の手すり、洗い場を移動しやすい横手すりを組み合わせた、L字型の手すりです。

この手すりは、体を洗ってもらうために立っているときにも、つかまっていられます。

介助しやすく安全に入浴できる、コルク床の浴室

最近の浴室、はユニットバスが主流になっていますが、このKさんの浴室のようにいろいろな工夫をしなければならないときは、タイルを貼る在来工法で造ります。

在来工法の浴室は壁から、壁内部の土台や柱に水がしみ込みやすいことが欠点です。そのため、この浴室では、壁内部に水がしみ込まないように、タイル工事の前に防水工事を行いました。壁が黒く見える部分です。

浴室の床は、基礎の上に造られますので、外気の影響を受けて、冬はとても冷たくなってしまいます。基礎と浴室床の間に断熱材を入れて、熱が伝わらないようにしました。壁の下に見える白の部分が断熱材です。コルクタイルと相まって、暖かい床ができました。

Kさんの家@茨城県 [ k17_2006 ] 2006年8月竣工

大滝建築事務所 : バリアフリー住宅 の、ホームページに戻ります...