「前頭・側頭葉型痴呆ってなに!?」

「前頭・側頭葉型痴呆ってなに!?」

2006年09月20日 : 杉山由紀
認知症のバリアフリー  > 「痴呆」って、なに?  

脳の部位の中でも、前頭葉・側頭葉の萎縮によって、特に他の病気に比べて人格変化が起こるのが、前頭葉・側頭葉型痴呆です。

「脳の中ではどんな事が起こっているんだろう?」

脳は、前頭葉・側頭葉・頭頂葉・後頭葉に分類されています。

それぞれに、

  • 前頭葉:人間らしい知性と理性の源。思考、運動、言語を発する指令塔
  • 側頭葉:形の認識や言葉を理解する
  • 頭頂葉:感覚情報や空間認識をする
  • 後頭葉:視覚情報の処理、イメージをする

という、特徴を持っています。

前頭葉が萎縮するタイプでは、無気力、無責任になったり、人間らしさが浮薄になるなどの人格変化が先に起こります。

側頭葉が萎縮するタイプでは、言葉の障害が起こり、喋ることができるが、言葉を思い出せなくなってきます。

この他、前頭葉と側頭葉が同時に傷害されるタイプもあります。

「どのような経過をたどるんだろう!?」

前頭葉・側頭葉の萎縮、進行すると脳全体に及ぶので、アルツハイマー病の終末期と同様に、物忘れ→運動障害→言葉を失う→寝たきりとなる。