30代のUさんは、立ち上がるのが苦手で、屋内、屋外で車いすを使っています。
今まで住んでいた両親の住まいの脇に、ひとりで生活できる離れを増築しました。
ひとりでの生活を考える上でで一番考えたのが、入浴の仕方でした。
Uさんが自由に入れる浴槽を考えました。
これが難題でしたのです...

3帖程の浴室に、階段状の浴槽をタイル貼りで造りました。洗い場は腕力で座位で移動します。浴槽には、一段ずつ腕の力を使って降りていきます。
段鼻の部分は、濃いピンクのタイルにして、水中でも目立つようにしました。
入浴だけでなく、その前後の作業も、ひとりでできるように考えました。入浴前のお湯はりは、この栓を下ろし、風呂釜のリモコンのスイッチを入れます。入浴後はこの栓を上げ、お湯を抜きます。この操作は、上端のレバーで片手で行えます。一般的なくさりの栓では、栓をしめることができませんでした。
風呂釜の循環パイプです。追い炊きができる風呂釜にしました。
この縦の出隅も目立つように、濃いピンクのタイルを貼りました。