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大滝建築事務所 : バリアフリー住宅

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車いすを想定したマンションリフォーム - 4

車いすを想定したマンションリフォーム - 4

2001年02月11日 : 大瀧雅寛
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写真01

以上、この住まいをご覧いただき、 「この程度のリフォームなら、どこにでもありそうだ」と思っていただいたのなら、私にとってはうれしいことです。バリアフリーのリフォーム、車いす利用者のためのリフォームは、何も特別なことではないからです。

Nさんの家@神奈川県 [ n07_2001 ] 2001年1月竣工

写真02

単に、ご主人にとって使いやすいだけなら、ご主人は家族さんに対して申し訳なく思うでしょう。だから、「家族全員にとって使いやすいこと」を大切に考えました。それが、広い廊下や広くなるトイレなどのアイディアへとつながっていきました。

私は「バリアフリー」と言う言葉を「ユニバーサルデザイン」と言う言葉で置き換えたくありません。私が「ユニバーサルデザイン」が、住まいづくりには似合わない気がするのは、ここにある、いくつかの小さなアイディアは「フリーマインド」と言うほうが、私の気持ちにより近いように感じるからです。「とらわれないこころ」と言う意味です。大きな発明をするというよりは、身の回りの小さなことを、ひとつひとつ発見していく姿勢を、常に持っていたいと考えています。

ご主人は進行性の難病なので、将来は車いすでの時間よりも、ベッドに寝ている時間の方が、多くなってしまうかもしれません。そうなったときに、手を加えたいことが、もうひとつありのです。バルコニーにすのこを造り、居間の床と平らにしたいのです。

ベッドのままで、バルコニーに出られようにするためです。ベッドの背を上げれば、ガラス越しにではなく、外気にふれながら、今しているように、あたりまえのように、遠くの山並みを眺めることが出来るからです。

Nさんたちが、Nさんたちらしくいられるように、介護負担の軽減だけでなく、そんな日々の生活の中の、ありふれた期待に答えられることも、住まいの大切な役割なのだと、考えることが出来ました。Nさんご一家のこの住まいは、私にとって忘れられない、大切な仕事になりました。

車いすを想定したマンションリフォーム - Nさんの家@神奈川県 [ n07_2001 ] |||| 4 |

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