現場での木工事が始まってから2日目。出来上がった基礎に集成材の土台をはめていきます。同じく集成材の大引をマス目に組みます。
金物工法の場合、土台だけでなく大引も105mm角の、大きな断面の集成材を使います。
屋根が出来上がるまでの数日、毎日、天気予報が気になります。
あらかじめ工場で加工された材木が早朝、現場に納品されました。
上棟前なので、もちろん屋根がありません。
せっかくの乾燥材が雨でぬれないようにするためです。現場では、鉄筋の間隔などの「測れる」ところの管理だけでなく、雨にぬらすかなどの、「測れない」ところも大切にしています。
基礎のスラブに掃除機をかけ、土埃を吸い取ります。
まさに縁の下の見えなくなる所ですが、完成品としてYさんにお渡しすることになるからです。
給排水の配管は、床組みの気密性を保つために後回しになり、設備職人は何度も床下にもぐらなければならないこともその理由です。
「土台」とは、壁や柱が上部にのる角材で、基礎の上に取り付けます。
「大引」とは、壁や柱が上部にのらず、床を支えるだけの角材のことを言います。床の重みしか支えないので、基礎の必要はなく、黒く見える鋼製の束の上に取り付けます。
床の剛性を高めるために、大引はマス目に組みます。
今日は、上棟に先立ち、足場を組み立てます。
このように、上棟する前に足場を組み立てることを「先行足場」といいます。最近は多く見かけるようになりました。
上棟時の転落事故を防ぐためです。私が高校生のころ、大工の父が上棟時に転落し右手首を骨折し、1年間現場から離れたことがありました。

「デザイン的」というと、鋭角な線や曲線を多用することになりがちです。現場で現物を見ると、「直角」や「平行」が、とても美しいものだと再発見できます。
「直角」や「平行」の美しさを出すためには、より一層の丁寧な仕事を必要とします。
明日は、この土台の間に断熱材を詰め、合板を貼ります。明日も晴れそうです。
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