Yさんの住まいの階段はLDKの中の、北側の外壁に面しているところです。階段を上がると廊下というよりも、LDKの上に浮かぶホールになっています。
そのホールに、オーディオラックを兼ねた本棚を造ります。Yさんの住まいの雰囲気から、専門の造り付け家具の職人に依頼するのではなく、大工工事で造ることにしました。
ホールの北側で階段との間仕切りの手すり壁の部分です。

造り付け家具は、本来は壁に埋め込んだり、しっかりと固定することによって、地震の際の転倒を防ぐメリットがあります。
しかし、それとは反対に模様替えしたいときには、取り外せるようにもしたいものです。
この家具は4分割にしてあります。左側は幅90cmの本棚を3組、右側は幅110cmのオーディオラックが1組です。
ビスで連結、固定しているので、分解すれば、他の部屋に持っていくことも可能です。
材料は全て21mmのしな合板です。端部は合板の切り口をそのまま見せます。
オーディオラックの高さは床から100cmにしました。この上にプロジェクターをのせるためです。ここからLDKの南面の壁に取り付ける電動スクリーンに映します。

天板のまわりには、流し台のように、立ち上がりを付けておきました。猫が物を落とさないようにするためです。
オーディオラックは、AVアンプなどの大きさに合わせて、奥行きも大きくしておきました。
家具の左側面の幅木のところに幅木用の小さなコンセントを取り付けます。これは、家具の左側にデロンギのオイルヒーターのための専用コンセントです。
専用コンセントというのは、このコンセント単独で分電盤までいっているコンセントのことです。エアコンやレンジなど電気の容量が大きな家電製品のときには、この専用コンセントにする必要があります。
家具の下部には、あらかじめいろいろな配線がしてあります。100vの電源、電話の配管、LANのカテゴリー6、 6.1チャンネルのスピーカーの配線、サブウーハーへの配管です。
家具の後ろの窓のある壁には、背面用のスピーカー配線が3ヵ所してあります。このオーディオラックまで壁埋設配線がしてあります。
明日、背板を貼り、紙ヤスリでよごれを落として完成です。

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