Sさんのお住まいの敷地は、道路面から1m以上高くなっています。3台分の駐車スペースを確保したかったこともあり、基礎工事は、切り土から始まりました。
切り土工事が終わると、建物の基礎の位置を示す「遣り方(やりかた)」をだしました。
Sさんの家@東京都 [ s22_2009 ]
この敷地は道路の幅が狭いこともあり、大型のダンプが入れないので、小型のダンプで数十台分の土を搬出しました。
建物の外周に廻らせた板に、基礎の位置を示す目盛りを書き込みます。この外周に廻らせた板は、基礎の高さより正確に20cm上になっています。基礎はこの目盛りの通り造られますので、正確な仕事が必要です。
一通り、寸法を出した後、基礎の位置や隣地からの離れ寸法を、再確認します。忘れてはならないのが、縦横の直角を確認することです。
これは、建物外周の東南から西北、西南から東北の対角線が同じになるか確認することで確かめます。
それにしても、この敷地の地盤の堅さには驚きました。こんな感じに直角に切り土できる敷地はなかなかないものです。
2009年は3月に雪が降りました。積もりことはなかったので、工程に大きな影響はありませんでした。
この住まいは、基礎の高さはふたつあります。通常の庭の高さに合わせた基礎と道路面まで切り下げた基礎です。
このタイプの基礎を「高基礎」といいます。通常の基礎の高さは40cmほどですが、この道路面まで切り下げた基礎の高さは160cmほどになります。
施工の順番は道路面まで切り下げた、この高基礎から、コンクリートを打ち込みます。
明日のコンクリートを打ち込みの前に、基礎の配筋を確認しています。
高基礎の端部は直角に造り強度を高めます。ここは住まいの東の角、玄関になるとことです。
それにしても、この敷地の地盤の堅さには助かりました。いつまでたっても、こんな感じに直角に切り土できる敷地はなかなかないものです。
道路面の高基礎が全て打設しおわりました。コンクリート打ち込み後、数日の養生期間をおき、今日は型枠をばらします。
背丈ほどある高基礎ですので、通常の基礎よりも工程がかかっています。
道路面の高基礎が全て打設しおわりました。
高基礎の型枠は、頑丈に組む必要があります。
スタブ面の鉄筋が組上がりました。この鉄筋に15cm厚のコンクリートを打設します。
見えている鉄筋の下には、防湿のフィルムを敷き込んでいます。
これは。基礎の下の地盤面からの湿気を押さえるためです。
鉄筋は直径13mmのものを使います。鉄筋の長さは、5.5mですので、建物の幅には足りないので、その時は、2本の鉄筋を重ねます。
重ねる長さは鉄筋の直径の40倍と決まってます。この寸法を確保すると、コンクリートで拘束されると、1本の鉄筋と同等の引っぱり強さになるものです。
基礎ができ上がり、コンクリートの強度が高まるように数日おいた後、今日から木工時が始まります。
アンカーボルトやホールダウンボルトは、事前に何回も確認しているので、安心なのですが、基礎の高さの精度がとても気になります。
コンクリートをプラスマイナス1mmの精度に仕上げるのはとても、大変なことなのですが、この基礎の高さのずれが、1階、2階と建物全体の精度に影響してしまいます。
レベルをセットして、柱が立つ、1カ所、1カ所の高さを確認することが、今日の最初の仕事です。
製材工場から構造材が到着しました。この後の上棟の進行を考えながら、置く場所を決めます。置く場所ひとつが、今後の進行の良し悪しを決めてしまいます。
Sさんの家@東京都 [ s22_2009 ]
隔週の日曜日に現場見学会を開催しています。ご希望の方は、大瀧雅寛までご連絡ください。(携帯:090-3069-3425)