その他 [ 37 - 45 ]
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家具(3)- 便利な移動できるソファ - 第44回リウマチのため車いすに乗っている50代の女性のために用意した、移動できる家具の話の続きです。前回はキャスター付きの大小のテーブルを紹介しました。このテーブルは、いすのほかに、ソファに座ってでも使えるようになっています。
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家具(2)- 移動できるキャスター付き活用 - 第43回私が設計する家では、造り付けの家具を取り付けられない場合は、移動する家具を活用します。家具の下部にロック付きのキャスターを取り付けたものです。移動できることで、その時々の一番使いやすい場所に置くことができます。また、簡単に動かせるので、掃除をするのにも楽です。
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家具(4)- 低めにして収納・間仕切り両立 - 第45回60代の独身女性が住む築20年のマンションをリフォームしました。この女性は健康な方ですが、今後、年齢を重ねていくことに備えて、この時期に改修することになりました。
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家具(1)- 空間有効に使える「造り付け」 - 第42回家具は住宅にとって、居心地のよさを決める重要な要素です。家具には、住宅とそこに住む人をつなぐ役割があります。どんなに考えて住宅を建てても、家具とのバランスが悪ければ住みにくくなります。
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窓(2)- 省エネに複層ガラスや軒・庇 - 第41回窓は、熱が出入りする場所でもあります。せっかく冷暖房をしても、窓の断熱が不十分だと効果が上がりません。省エネのためにも、複層ガラスを使いたいものです。複層ガラスの効果はとくに冬に実感しやすく、窓際にいても、ひんやり感がなくなるか、減少します。 ただし、複層ガラスは2枚のガラスを間隔をあけて張り合わせてあるため、通常のガラスと比べて窓が重くなります。
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窓(1)- 室内から見える景色が大切 - 第40回住まいの窓の役割は、採光や通風だけではありません。私は住宅を設計するときに、窓の場所を選ぶのに時間をかけます。その窓から、どのような外の風景を切り取って見ることができるかが、住む人にとってとても重要な事柄だと思うからです。
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高さ(3)- 取っ手やスイッチは使いやすく - 第39回気を付けたい高さの三つ目は、取っ手やスイッチ、コンセントなどの作業しやすい「手元の高さ」です。例えばスイッチなどは、これまでの住宅では、床から120〜130センチのところに付けることが多かったのですが、最近では90〜100センチが目安です。車いすでの使いやすさを考えるからです。また、この高さなら、床に座った状態からでも手が届きます。
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高さ(2)- 流し台・洗面台、使ってみて選択 - 第38回住宅内のベッドやソファ、浴槽や洋風便器などの「座る高さ」にも十分な考慮が必要です。ベッドは高さを調節できるものが便利です。低いソファは、体が埋まってしまい立ち上がりにくくなります。車いすを使う人の場合は、車いすの座面(だいたい45センチぐらいが多い)と同じになるように高さを決めます。腕の力で車いすから移動するので、高さに差があると困るのです。
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高さ(1)- 「使いやすさ」現場で確認を - 第37回住宅建築の相談では、「間取り」については、建築主から積極的に意見が出ることが多いのですが、高さとなると業者側に任されるのが普通で、古い慣習のままなんとなく決まってしまうことが多いようです。しかしそれでは、使いやすい住まいはできません。水平面の計画である間取りと同じように、垂直方向の「使いやすい高さ」を考えることも大切なことだと思っています。
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