バリアフリー住宅だからといって、それらしい“顔”をしている必要はありません。家族全員が楽しめるような、遊び心も大切だと思います...
写真:リフトとデッキには屋根をつけた
バリアフリー住宅だからといって、それらしい“顔”をしている必要はありません。家族全員が楽しめるような、遊び心も大切だと思います。
敷地は道路と1メートルほどの高低差がありました。道路から玄関ポーチまでは、数段の階段があり、スペースも十分にないため、車いすでの玄関からの出入りはあきらめました。
そこでリビングの掃き出し窓を、もうひとつの出入り口にすることにしました。道路側に昇降リフトを置き、リビングにつながるように木製デッキを造りました。
道路面からリビング床面までの1.4メートルの高低差のうち、リフトで1.2メートルを上がり、残りの0.2メートルをデッキの通路部分をゆるやかなスロープにして上がります。
昇降リフトは、屋外用なので、屋根がなくても動作には支障ありませんが、雨の日に車から乗り降りするときに、雨宿りができるようにと、木製の小さな小屋のような屋根をかけました。
リフトが目立つのを避けたかったという意味もあります。
デッキには通路も含めて、透明波板の屋根がついています。屋根をつけたのは、デッキがリビングの床の延長になるようにとの考えからです。
私は幼稚園の園舎造りもさせてもらっていますが、幼い子供たちは床に座って遊ぶのがとっても好きです。デッキが雨の日でも楽しい遊び場になるようにしました。デッキの上には、ブランコも作りました。
男の子は今春、4年生になりました。費用は、デッキの工事が約200万円、リフト本体が約120万円でした。
大瀧雅寛 = 2001年05月30日 朝日新聞(東京本社版)夕刊マリオンから
「バリアフリー住宅 - 子ども」の、「出入口」にも、Iさんのバリアフリーリフォームを書きました。