『看護覚え書』フローレンス・ナイチンゲール

私は「変化」が好きです。いつも住まいづくりの中で、「変化」を考えるようしています。家族が集まるリビングは、様々な方位に小さくても窓をつくり、一日の時間の流れ、季節の移り変わりの中で、「変化」を感じられるようにしています。また同時に、絵や写真を飾れるように、大切な壁面を確保しておき、美術館のように、飾り変えられると、より一層、楽しく暮らせそうです。

『看護覚え書』フローレンス・ナイチンゲール

『 長期にわたってひとつ二つの部屋に閉じ込められ、毎日毎日、同じ壁と同じ天井と 同じ家具調度とを眺めて暮らすことが、病人の神経をどんなにまいらせるかは、ほとんど想像もつかないであろう 』

『看護覚え書』フローレンス・ナイチンゲール

『看護覚え書』フローレンス・ナイチンゲール

変化のない単調さ、生命のない壁面や天井などがよくないと述べられている。「形の変化や色の美しさは、患者に回復をもたらす現実的な手段なのである」と。とはいえ、病室を変えるまでしなくても、壁の絵を掛け替えること、ベッドを移動させることでも、「変化」を得られると提案している。


『 何かに対して「使命」を感じるとはどういうことであろうか? それは何が「正しく」何が「最善」であるかという、あなた自身がもっている高い理念を達成させるために、自分の仕事をすることである。自分の「使命」を全うするためには、靴屋から彫刻家まで、誰もがもっていなければならないものである 』

『看護覚え書』フローレンス・ナイチンゲール

ものづくりには完璧はない。工事現場で問題にぶつかったときは、まず「何が最善であるか」を考える。しかし、その場に許された時間やコスト、安全性や耐久性を考え、最善にもっとも近い選択をする。ひとりで考えるのではなく、複数のひとで考えていくと、思わぬ解決策を見つけることができる。

『看護覚え書』フローレンス・ナイチンゲール

フローレンス・ナイチンゲール【1820-1910】

イギリスの看護師、社会起業家、統計学者、看護教育学者。近代看護教育の母。病院建築でも非凡な才能を発揮した。クリミア戦争での負傷兵たちへの献身や統計に基づく医療衛生改革で著名。ギリシア哲学についても造詣が深く、オックスフォード大学のプラトン学者、ベンジャミン・ジョウェット(英語版)とも親しく交流した。(ja.wikipedia.org/wiki/フローレンス・ナイチンゲール