子どもの心についての三つの引用

子どもの心を一生のあいだ、自分の中に持ち続けるということを、大切にしていきたいと考えています。私が大好きな三冊の本をご紹介します。

子どもの心についての三つの引用 奥の壁面に書かれている、子どもが描いたような自由な絵です。本当に自由な絵なのですが、何かしっかりとしたものを感じます。猪熊弦一郎のものでした(2010.02.14)

子どもの心についての三つの引用

『こどもはオトナの父―司馬遼太郎の心の手紙』神山育子

丸の内の東京會舘のロビーに入ると、正面にこんな壁画があった。目を奪われ近づいて触りたくなった。描かれたものでなく、白や赤の小さなアクリル樹脂のモザイクタイルだった。『都市・窓』と名づけられたモザイク壁画、なんて自由なんだろう、なんて迷っていないのだろう。モザイク壁画『都市・窓』猪熊弦一郎

『 ふしぎですね。小生は8月で七十という頽齢ですのに、中身にはたっぷり小学生がいます。「こどもはオトナの父」という英国のたれでしたか、そのように言ったことばを思いだします。私の中の小学生が、物や事を感じさせてきて、私のなかのオトナが、それを論理化し、修辞を加えてきたに過ぎないのかと思ったりします 』

『こどもはオトナの父―司馬遼太郎の心の手紙』神山育子


子どもの心についての三つの引用

『ムナーリのことば』ブルーノ・ムナーリ

あのひとから教えてもらったことを、このひとにも伝えたい。デザインやアイディアは私から生まれてくるのではなくて、たくさんにひとたちから私が教わってきたこと。伝えたいという気持ちを失ったときには、さらなければならない仕事がある。

『 子どもの心を一生のあいだ、自分の中に持ち続けるということは、知りたいという好奇心や、わかる喜び、伝えたいという気持ちを持ち続けること 』

『ムナーリのことば』ブルーノ・ムナーリ


子どもの心についての三つの引用

『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』ロバート・フルガム

私が幼稚園に通っていたのは昭和40年代。幼稚園やご近所さんから、たくさんのことを教わっていたのだろう。向かいのおばさんからは、自分の子のように叱られ、自分の子のように愛されていた。

『 人間、どう生きるか、どのようにふるまい、どんな気持で日々を送ればいいか、本当に知っていなくてはならないことを、わたしは全部残らず幼稚園で教わった。人生の知恵は大学院という山のてっぺんにあるのではなく、日曜学校の砂場に埋まっていたのである 』

『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』ロバート・フルガム