ふたりで一緒に使える造り付けの大きな学習机〈2017-13〉

ふたりの娘さんたちも大きくなり、学習机の製作を依頼されました。既成の学習机はたくさんの種類から選べ、機能も豊富ですが、「大きな机に一緒に使える」ことを大切にしたいとのこと、家具として製作することになりました。

ふたりで一緒に使える造り付けの大きな学習机 「まずデザインありき」ではなく、必要なことの積み重ねて、デザインを進めていくのが、大滝建築事務所のスタイルです。そもそも、デザインとは自己表現ではなく、問題解決なのです(2014.07.12)

2017.07.13

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このお住まいは第1種高度地区、北側屋根の高さ制限が厳しい地区です。子ども部屋も一部の天井は勾配形状となり、最も低い天井高さは170cmです。そこに間口3m、奥行き60cmのカウンターを取り付けました。左右に娘さん、真ん中にお父さんの3人で使います。

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右側は背の高い4段の棚です。ここはふたりが一緒に使います。ランドセルはここに収納します。一見するとカウンターと同じ、60cmの奥行きがあるように見えますが、背板を手前にして棚の奥行きは45cmと浅くしています。

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縦に細かく間仕切った本棚です。壁に固定して浮かべました。高さは33cm、A4ファイルが入る高さです。本棚の下の壁にはコルクを貼り、時間割やメモを画びょうで留められるようにしました。

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下部は柱を2本立てただけでオープンになっています。キャスターのついた既成の引き出しを置いてもらいます。脚の位置は簡単に変更できるように金属製のものを選びました。

化粧梁を利用して、ブランコも造りました。よく、ブランコを造ることがありますが、言うならば板とチェーンだけなのですが、子どもさんたちには本当に喜んでもらえるものです。

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クローゼットの側面の壁を利用して、フックをたくさん付けました。この壁は石こうボードのためフックが付かないので、クリア塗装したしな合板を貼り、そこに取り付けました。

学校への持ち物はここに掛けることができます。この「見える収納」で、忘れものもなくなりそうです。

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工事の途中、昼休みからここに戻ってくると、ふたりの娘さんは、待ちきれずに自分の大切なものをたくさん並べていました。「学習机に本当に必要な機能」を考えていったら、こんな形になりました。