幼稚園の保育室の間仕切りを、モンドリアン風の本棚で

この幼稚園では、古くからある大きな保育室を2分することになりました。間仕切り壁を造るのでは、せっかくの勾配天井のきれいな空間に申し訳がありません。そこで、間仕切りの本棚を造り、やわらかく間仕切ることにしました。この本棚のデザインのモチーフに選んだのはモンドリアンです。

幼稚園の保育室の間仕切りを、モンドリアン風の本棚で 本棚の素材は24mm厚のしな合板を切り放しでつかっています。

大滝建築事務所

ピエト・モンドリアン( Piet Mondrian 1872-1944 )は、オランダ出身の画家で、水平と垂直の直線のみによって分割された画面に、赤・青・黄の三原色のみを用いるストイックな作風でした。この作品「Tableau I」は、私が一番好きな、1921年の作品です。1921年と言えば、日本は大正10年です。

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幅120cmの本棚は、黄金比と正方形を基準にしています。6組連結させました。それぞれの本棚は少しずつ形を変えてあります。右側からふたつ目が、「Tableau I, 1921」と同じ形になっています。

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右端の本棚が、この形を反転してみました。

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背板はところどころなく、となりをのぞけるようになっています。両面から交互に使うロッカーを兼ねています。

この後、少しデザインを変えた間仕切り本棚も作りました。


新しい園舎ができ上がるまで、ホールの一部に仮設の保育室を設けることになりました。園児用のロッカーを兼ねた、パーティションのような本棚をです。下段はすべてふさぎましたが、上部には自然な隙間を作りたかったですが... 。