造付け家具の取手を考える - デザインで選ぶか、使いやすさで選ぶか〈2014-0419〉

リビングの造付け家具は、ものをきれいに収納のために造られるので、扉や引出しが並んでいきます。その面材の材質や塗装が決まると、次に取手の選択をします。この家具の面材は「タモ板目」の突板です。半艶のウレタンクリア塗装で仕上げました。

造付け家具の取手を考える - デザインで選ぶか、使いやすさで選ぶか 本棚にL型テーブルを組み込んだ、間口5mのオーダー家具(2014.04.19)

2014.04.29

造付け家具の取手を考える


明るくゆったりとしたリビングにと、2LDKのマンションをワンルームにしました。広くなったリビングの壁一面に、間口5mの家具を造り、キッチンには、リビングの家具に合わせた、木製オーダーキッチンも造りました。

引出しの取手はアーチ型にしました。デザインが柔らかく、体がぶつかっても安心な形です。一番好まれるデザインです。

造付け家具の取手を考える

こちらは食器棚です。引き違い扉の食器棚は既成品では少なく、造付け家具で造ることになりました。床は竹のフローリングです。和風っぽさを出すために、やや着色をしてから艶ありのウレタンクリア塗装をしました。

造付け家具の取手を考える


開けたときは内部を一覧でき、地震の際も建具が開いてしまうことを避けたいので、食器棚は引き違い扉にした。食器棚の両脇には、掃除道具やリビングの小物を収納する片開き扉。引き違い扉と片開き扉を並べるときは、扉の表面を平にしておかないと見栄えが悪くなるので、奥行きに対する出入りにも気をつかう。面材はナラ突板をクリア塗装、無愛想な勝手口を隠してくれた。

取手は上から見ると四角ですが、断面は三角形になっていて、指のかかりがよく引出しを開けやすいです。握力の弱い方にはおすすめです。私の好みでもあります。

造付け家具の取手を考える

このお住まいのLDKは、間口が2600mmの細長い空間です。既存の食器棚と同じ位に奥行きを少なくし、多目的な収納を考えました。木目が好みではない住まいてさんのご要望で、直線的な目の「柾目」のナラ突板を選び、半艶のウレタンクリア塗装で仕上げました。

造付け家具の取手を考える


このお住まいのLDKは、間口が2600mmの細長い空間です。以前からあった家具は奥行きが大きく、部屋を狭くしていましたので、新しく造りなおすことになりました。既存の食器棚と同じ位に奥行きを少なくし、多目的な収納を考えました。左端の背の高い収納には衣類を収納し、右端には仏壇置き場になっています。

引き出しはたくさん造りましたが、取手は付けずに引き出し下部のスリットに彫り込みをしてあります。この彫り込み取手は、見た目はいいのですが使いにくいです。不便なときは、後からでも取手が取り付けられます。