車いすで使いやすいダイニングテーブルを特注製作〈2017-0401〉

ダイニングテーブルは、たくさんの既製品があるので、あえて特注製作しなくてもいいかもしれません。しかし、車いすのアームレストがぶつからないような、天板がシンプルな1枚板になっているテーブルは、意外と少ないものです。そんなダイニングテーブルを、4例ご紹介します。

車いすで使いやすいダイニングテーブルを特注製作 テーブルの素材は、ゴム系集成材がおすすめです。大きなサイズでも安価です。

2017.04.21

移動しやすい大きさのテーブル

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普段はおひとりで利用し、数人の来客にも対応できる大きさのダイニングテーブルです。移動しやすい大きさですので、普段はテレビに近い位置に置きます。来客のあるときはテーブルをテレビから遠ざけ、来客がそこに座ります。頻繁に移動する必要があるときは、脚にキャスターを取り付けることもできます。

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テーブルの脇には食器棚があります。この食器棚も車いすで使いやすい工夫をしています。『』をご覧ください。

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テーブルの短辺は円弧にし、テーブルのエッジも丸い面取り加工をしました。仕上げは、床材や食器棚に合わせて、薄いホワイトに着色した後に、ウレタンクリア塗装しました。

大人数で囲むことができるテーブル

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5人家族のお住まいでのダイニングテーブルです。さらに数人の来客が増えてもテーブルに向かえるように、テーブルの短辺の出窓をベンチにしました。テーブルに4方向から向かえます。

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テーブルの長辺をシステムキッチンに平行にして、キッチンから振り返れば、すぐにこのテーブルに配膳できます。

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取り急ぎ利用したこの金属製の脚は、このテーブルに対しては細く、寄りかかると揺れてしまいました。頑丈な脚に変える予定です。

一口コンロを埋め込んだ、キャスター付きテーブル

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車いすユーザーは、膝の上に物を載せて移動することが多いのですが、お鍋など熱いものは膝に載せることができないので、調理したものを運ぶのは大変です。そこで、逆転の発想を思いつきました。

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キッチンで調理したものをテーブルに運ぶのではなく、テーブルの上で調理できるようにしました。キャスター付きのテーブルに、一口のIHコンロを埋め込みました。

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例えば、お鍋をしたいとき、このコンロにお鍋を置き、野菜と水を入れます。そしてコンロで加熱するのです。テーブルは木製にしたので、お鍋に残る熱が心配です。コンロの脇には数枚のタイルをはめ込み、熱いお鍋も置けるようにしました。

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脚にキャスターを取り付け、片手でも移動しやすく、ノートパソコンが使いように、一回り小さいテーブルも造りました。入れ子になっているので、使わないときはテーブルの下に重ねてしまうができます。

間口5mの本棚に組み込んだL型テーブル

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このお住まいでは、まず「この住戸の一番気持ちのいい場所にテーブルが位置すること」を優先しました。テーブルに向かっているときに、掃き出し窓から遠くの景色が眺められ、テレビとノートパソコンもL型テーブルの左側に置くことができます。冷蔵庫も振り返ればすぐのところにあります。

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マンションは窓が少なく壁面が多いので、その長い壁面を有効に利用しました。L型テーブルの左側の奥まった壁にはコルクを貼り、メモを画鋲で留められるようにしました。『』をご覧ください。