〈1003〉主寝室について

主寝室について

〈1003〉主寝室について

 

1. 部屋の基本・役割

まずは、ゆったりといい睡眠がとれること。めりはりのある一日は、気持ちのいい朝を迎えることから始まります。夜に寝るときだけでなく、日中に気軽に横になれるようにしておきます。

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2. 部屋の大きさ・位置

「部屋の大きさ」

  • 夫婦寝室(ベッドを2台置く):10帖以上。
  • 夫婦別室(ベッドを1台置く):6帖以上。夫婦別室の場合は、部屋を隣接させておき、将来、ひとつの部屋にできるようにしておく。

「建物全体の中での位置」

  • 朝日が差し込む東側で、日中から夕暮れまでに日差しがあるように、南側にも面する位置にする。南東の角部屋が理想。
  • 玄関ポーチ、アプローチから覗かれない位置にする。

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3. 部屋の快適さ・居心地

「ベッドで休んでいても、できることを多くする」

  • ベッドで休むのは夜間の睡眠だけでない。日中の昼寝など疲れたときは、気軽にベッドに横になれる。
  • 読書やバソコンやタブレットができる(窓、照明、本を乗せる台、コンセント)。
  • 寝る前やに、少し目が覚めた時に、テレビが見られる。ベッドに横になった姿勢で、楽に見える位置にテレビを設置する。
  • 照明やエアコンを、ベッドからでも操作できる(リモコン、リモコンを乗せる台)が操作できる。

「外部とのつながり」

  • 東側からの朝陽が入ることで、自然な起床が促される。
  • ベッドで休んでいても、外の様子がわかること。朝から夕方まで、光の変化を楽しめる。今の天気がわかる。花や緑が眺められる。
  • バルコニーやデッキで 気軽に出ることができる。外気に触れられたり、直射日光に当たることができる。
  • 気軽にデッキ・バルコニーに出られる掃き出し窓。

「ベッドで休んでいても、家族とのコミュニケーションがとれる」

  • リビングに家族からも、ベットに横になっている様子に目が届くこと。
  • LDKに隣接させ視界を広くする。引き戸を開ければ、LDKとつながる。

「寝室は静かにする」

  • 車の行き来する道路から離れた位置にする。
  • 防音窓などで、外部からの音を防音し、寝室を静かにする。
  • 水回りの音から、ベッドの位置を出来るだけ離す。
  • 洗濯機も冷蔵庫など音がする電化製品を、ベッドの位置を出来るだけ離す。

「夜間の外部から光」

  • 寝室を暗くできるように、雨戸やシャッター、遮光カーテンで、外部からの光を遮光できる。
  • 顔の表情がわかる程度に、外部からの光を遮らないように、雨戸やシャッターのない窓をつくる。

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4. 部屋に置くもの・収納

「ベッドの大きさ」

  • 背の高い人の介護用ベッドは、延長ユニットを使うので、ベッドの長さは220cm程になる。
  • シングルベッド(100cm幅)だけではなく、セミダブルベッド(120cm幅)を置くことができるスペースを確保しておく。

「寝室に置くもの」

  • チェストやクローゼットはベットから見やすい位置に配置、どこに何が入っているか、誰にでもわかりやすく整理整頓しておく。
  • チェストの上に思い出の品々を飾ったりと、うるおいのある演出をする。

「寝室に収納するもの」

  • 布団、衣類。
  • 予備の車いす(車いすの奥行きや高さを確認)。

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5. 部屋の安全

「緊急時の避難経路」

  • 玄関以外に、直接、寝室から外へ避難できる掃き出し窓をつくる。
  • 1階ならデッキ、2階なら道路に面したバルコニーをつくる。
  • 室内の床面とデッキ・バルコニーの床面を平にする。

6. 部屋の詳細・その他

「ベッドの位置は、壁に寄せない」

  • ベッドの位置壁に寄せない。ベッドを壁に寄せると、車いすユーザーが自分でシーツを敷けなくなる。
  • 車いすから移乗しやすい方向に、移乗スペースを確保する。
  • ベッドに対して、直角に車いすをつけられるスペース(130cm) を確保しておく。

「ベッドで休んでいても、家族とのコミュニケーションがとれる」

  • 引き戸を開ければ、LDKとつながる。
  • LDKに隣接させ、視界を広くする。

「寝室が狭いときのアイディア」

  • 夫婦で2段ベッドにする。

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