車いすでの利用を視野に入れた玄関ポーチ〈2016-0213〉

昭和40年代に建てられた木造2階建てのお住まいをリフォームしました。既存の玄関ポーチは、地面から20cmほどの高さがありましたが、地面の高さと同じ位まで下げました。

車いすでの利用を視野に入れた玄関ポーチ このリフォームでは、バリアフリーの配慮だけでなく。耐震性、断熱性、防犯性を高めました(2016.02.22)

2016.06.26

玄関ポーチの高さを下げた理由は2点あり、庭に段差無く安全に行き来ができること、門扉から続くアプローチから玄関の中まで、車いすで入りやすくするためです。

玄関扉はスライディングドアのエルムーブです。「一本引きタイプ(引き込み部分が外壁)」と「片袖タイプ(引き込み部分が袖ガラス)」があります。耐震補強もこのリフォームの目的でしたので、引き込み部分を、袖ガラスでなく耐震壁にすることを優先しました。準防火地域に対応しているのは、この「一本引きタイプ」のみでした。

エルムーブの引き込み部分の敷居です。敷居が外壁と干渉してしまうので、車いすユーザーのお住まいでは、玄関ポーチ高さを床面とフラットにするケースが多いです。しかし、この「一本引きタイプ(引き込み部分が外壁)」では、雨仕舞いできなくなります。玄関ポーチ高さを床面とフラットにしたいときは、「片袖タイプ(引き込み部分が袖ガラス)」を選ばなければなりません。

エルムーブは、ハンガーレール式なので大きな引き戸も、見た目よりも軽く開けることができます。

玄関ポーチの高さを下げる代わりに、玄関の上り框での高さが大きくなってしまいました。38cmほどの段差の解消は、段差リフトを利用します。

「片袖タイプ(引き込み部分が袖ガラス)」の玄関室の施工例です。