既成品の良さとオーダー家具の良さ、「いいとこ取り」の洗面台〈2014-0606〉

既成品の洗面台は、耐久性や掃除のしやすさなど優れた点がたくさんありますが、デザインが画一的なものになりがちです。一方、洗面台をオーダー家具にするメリットは、ひとりひとりの住まい手さんの使い勝手に合わせられることです。既成品とオーダーメイド、それぞれの良さを組み合わせ、ご要望に合わせた洗面台を造りました。

既成品の良さとオーダー家具の良さ、「いいとこ取り」の洗面台 ターコイズブルーを、住まい全体のアクセントカラーにしています。ガラスタイルは下地が透けてしまうので、タイルボンドは専用のホワイトのものです(2014.04.23)

洗面室の壁は、2種類のタイルを使っています。向かって左側の壁は、アイボリーのエコカラット貼り、窓のない洗面室の湿気を吸収してくれることを期待しています。

大きな鏡の四方は、それぞれ15cmほどの貼り幅しかありませんが、モザイクタイルを貼り詰めました。1枚の大きさは13.5mm角のガラス製で、存在感のある「ターコイズブルー」色を選びました。

洗面台は、TOTOの「座・ドレッサー」です。使いやすい高さに洗面台の高さを調節できることが、この洗面台の大きな長所です。洗面ボウルは大きく張り出ていて、手前側が40mmほど低くなっている形状です。座ったときにひじをつくことができ、車いすユーザーにも使いやすい洗面台です。

車いすユーザーの場合は、使いやすい高さが決まると、当面高さを変更することはありませんので、この高さに固定しました。高さを変えるための操作レバーは、右手で操作することを前提としているので、右側が標準の位置でしたが、間違えて触らないように左側に移動しました。

ただ、「座・ドレッサー」には、洗面台まわりで使うものを置くスペースがありません。洗面台まわりのものを広げるためのスペースが必要なので、木製のカウンターを造りました。「座・ドレッサー」同様に、脚がぶつからないように、背面の壁に固定し、キャスターがぶつからないようにしました。

鏡は「座・ドレッサー」のものではなく、オーダー家具として製作しました。というのも「座・ドレッサー」の鏡は、洗面台が上下に動くことを想定しているので、車いすユーザーの場合は、顔が映りにくい形状だからです。洗面ボウルのバックガードにかぶさるように造りました。

住まい手さんはこんな感じに使っています。カウンターのエッジには、コンセントとスイッチが付いています。ふたつあるスイッチは、鏡上照明とドライヤーのコンセント連動のものです。ドライヤーのOnOffは、このスイッチで行うことができます。ドライヤーをスタンドに立てると、両手で自由に髪を乾かすことができます。