ベットでの姿勢〈2015-0522〉

長期間、ベットに横になっていると褥瘡や拘縮などさまざまな身体機能低下が出現します。その中でも、代表的な褥瘡についての、「工夫ポイント」をご紹介します。

ベットでの姿勢 背中の丸くなっている人は、頭が後ろに反ってしまう

2016.06.17

褥瘡ができやすい場所

  • 背中:肩甲骨部
  • 肘 :肘頭部
  • 臀部:仙骨部・大腿骨大転子
  • 膝 :内側・外側
  • 足部:かかと・くるぶし

工夫ポイント:ベット上での姿勢

  • 「体のねじれ」を無理なく取り除く
  • 「隙間」をつくらない(骨がでっぱているところに、圧力がかかりすぎないようサポート)

ベット上での姿勢を観察して、上記の工夫ポイントと組み合わせてみてください。

  • 骨盤がねじれている人は、体全体のラインがねじれてしまい、体の一部に圧力がかかりやすくなってしまうので注意
  • 膝が曲がっている人は、ベットと膝の間との隙間が広いので、「かかと」に圧力がかかったり、膝が倒れて、体のねじれを起こしやすいので注意
  • 背中が丸くなっている人は、ベットと背中との隙間が広いので、「肩甲骨」周囲に圧力がかかったり、頭が後ろへ反ってしまうので注意

褥瘡防止のための、体位交換枕の使い方

ベットでの姿勢

工夫ポイント:体の部位別、体位交換枕の使い方

  • 頭:背中が丸くなっている方は、頭が後ろへ反ってしまい、首の筋緊張が高くなります。これにより、体全体の筋緊張も高めてしまうので、頭全体を包み込む枕で、隙間をなくしてください。
  • 肩:背中が丸くなっている方はベットと肩甲骨との間に隙間が広くあいてしまいます。肩甲骨に圧力がかかりすぎないよう、隙間に「折りたたんだタオル」や「三角枕」を入れ、圧力を分散させてください。
  • 腰:骨盤のねじれがある肩は、腰のサイドに「クッション」や「三角枕」を入れ、無理なくねじれを防止してください。
  • 膝:膝が曲がっている方は、膝が左右どちらかに倒れ、体のねじれの原因をつくってしまいます。さらに、「かかと」や「くるぶし」に圧力がかかりやすくなってしまいます。膝下に隙間がなくなる高さのクッションを入れ、 無理なくねじれを防止してください。
  • 足:「かかと」や「くるぶし」に圧力がかかりやすい肩は、足の下にクッションを入れ、圧力を分散させてください。

ベットでの姿勢

ギャッジアップ(60°)により、首の筋緊張低下を促した際、臀部に負担がかかり表皮剥離をしてしまったケースがありました。

長時間のギャッジアップや、ギャッジアップの角度には注意が必要です。約30°程度のギャッジアップが望ましい角度のようです。