木製にこだわった、L型バリアフリーキッチン

広いリビングの端のキッチンコーナーに、リビングのインテリアに合わせた木製オーダーキッチンを造りました。1辺が2mほどの正方形で3帖に満たない広さですが、リビングからは丸見えになってしまいます。キッチンに置くものは、あえて扉で隠すのではなく、見える収納で対応することになりました。

木製にこだわった、L型バリアフリーキッチン 2014.04.23

木製にこだわった、L型バリアフリーキッチン

カウンターは木製で、ゴム集成材を水性ウレタン塗装をしました。ステンレスシンクは深さを140mmほどと浅くして、車いすで入ったときにシンクの底が膝がぶつからないようにしました。水栓はタッチレス水栓で、吐水口先端に手をかざすと、水が出てきます。水栓はできるだけ手前に取り付けました。

木製にこだわった、L型バリアフリーキッチン

このキッチンの下部はオープンになっています。給水給湯配管を隠すために可動式の板で半分だけ隠します。漏水の点検が簡単にできるようにするためです。排水トラップは薄型のものにし、排水管は左奥に寄せました。

木製にこだわった、L型バリアフリーキッチン

キッチンの壁面は白い大きめのタイルを貼りました。タイルは縦の目地を半分ずつずらす2丁掛け貼りに、粗面仕上げのタイルの面白さを引き立てました。

木製にこだわった、L型バリアフリーキッチン

IHコンロは45cmの2口タイプです。レンジフードは、掃除のしやすいノンフィルタータイプにし、立ち上がらなくても操作できるよう、リモコンも用意しました。

木製にこだわった、L型バリアフリーキッチン

3段ある棚板の下の棚板は固定棚とし、上と中の棚板は可動棚にしました。L字型の入隅はカーブを持たせました。タイルの中に棚板レールを埋め込みました。

木製にこだわった、L型バリアフリーキッチン

キッチンの高さは床から795mmです。キッチン下部はオープンになっていますが、この先、必要なワゴンを製作していきます。

キッチン本体を製作することよりも、イタリアから輸入したタイルのサイズに合わせた、棚板などの寸法調整に気を使いました。建築の仕事の第1印象は素材選びよりも、数ミリの寸法調整で決まってしまうものです。