座面の高い車いすユーザーの、トイレのバリアフリーリフォーム〈2016-1004〉

2016.10.22

リハビリテーション施設に入所中の方から、トイレのバリアフリーリフォームを依頼されました。住まいてさんは、脊髄損傷の車いすユーザーです。担当のリハスタッフの方と相談しながら、トイレ動作を検討しました。

座面の高い車いすユーザーの、トイレのバリアフリーリフォーム このお住まいのトイレは、腰板に天然木を貼った明るい居心地の良い空間です(2009.02.24)


座面の高い車いすユーザーの、トイレのバリアフリーリフォーム

リハビリ室で動作確認

住まいてさんから要望を聞き、便器への移乗の動作をチェックしました。

  • 腕の力を最大限に利用したい     
  • 車椅子の高さと便座をそろえたい

住まいてさんは、車いすを便座に直角の角度で近づけ、体を浮かせるように移乗します。リハビリ室の「プラットホーム」と「平行棒」を使って、手すりの高さや手をつく位置を確認しました。

自宅での動作確認

座面の高い車いすユーザーの、トイレのバリアフリーリフォーム

ご自宅のトイレには、2組の可動式手すり、1組の壁付け手すりの、3組の手すりを取り付けることになりました。

便器への移乗動作の邪魔にならないように、スイング式手すりを選択しました。これには便座に近づく角度の、自由度を残しておく意味もありました。

ただ、可動式の手すりには、操作性に難点あります。手すり自体が重いので可動しにくく感じる方もいらっしゃいます。

座面の高い車いすユーザーの、トイレのバリアフリーリフォーム

手すり以外に、配慮したことは、便器の高さについてでした。住まいてさんは背の高い方なので、車いすの座面の高さも高めでした。

車いすと便座の高さを揃えると、便器のかさ上げが必要でした。さらに、「補高便座(厚30㎜)」を便器と便座の間に取り付けました。移乗の際の足台も取り付けました。