バリアフリートイレ、車いすから便器への移乗(4パターン)

「バリアフリー」はひとりひとりに合わせることが大切ですが、トイレはそのことをもっとも求められます。車いすからどのように便器に移乗するか、車いすから便器への移乗の仕方は、おおむね4タイプあります。「便器を左前に見て移乗する」「便器を右前に見て移乗する」が、よく用いられます。

バリアフリートイレ、車いすから便器への移乗(4パターン) 上段左:便器を左前に見て移乗する、上段右:便器を右前に見て移乗する、下段左:便器の側面から移乗する、下段右:便器の正面から移乗する。

A.便器を左前に見て移乗する

便器を左前に見て移乗する

右手に力が入りにくい方は、便器を左前にして移乗します。壁側にL字型手すりを取り付け、反対側には可動式手すりを取り付けます。

便器を左前に見て移乗する

あらかじめ便器を斜めに取り付けておけば、車いすの移動が直線でスムーズになると考えました。『』をご覧ください。

便器を左前に見て移乗する

この「1帖トイレ」の配置は、向かって左側は便器、右側は手洗いを兼ねた洗面台になっています。『』をご覧ください。

B.便器を右前に見て移乗する

便器を右前に見て移乗する

左手に力が入りにくい方は、便器を右前にして移乗します。壁側にL字型手すりを取り付け、反対側には可動式手すりを取り付けます。

便器を右前に見て移乗する

洗面室を兼ねたトイレです。便器の左右にはリビングと寝室につながる引き戸があります。『』をご覧ください。

便器を右前に見て移乗する

洗面室の中にあるトイレです。壁側には手すりと手洗い器、ハンドシャワーも取り付けました。『』をご覧ください。

C.便器の側面から移乗する

便器の側面から移乗する

便器の側面から移乗すると、体を浮かべて移動する距離が少なくなります。足で踏ん張る必要があります。

便器の側面から移乗する

寝室につながる洗面室はトイレも兼ねています。引き戸を開けると、すぐ便器左側に便器があります。

便器の側面から移乗する

LDKと寝室の間に、小さなトイレをつくりました。立ち上がりしやすいように、正面にH字型手すりを取り付けました。

D.便器の正面から移乗する

便器の正面から移乗する

体を浮かべて移動する距離が最も少なくなるのが、便器の正面からの移乗です。便器にまたがるので、専用の小判型の便器があります。股関節が開かない人には適していません。

便器の正面から移乗する

排便に障害があると長時間、便器に腰をかけなくてはならないことも考慮します。「正面から便器をまたがる」トイレになりました。『』をご覧ください。

便器の正面から移乗する

マンションの1帖に満たないトイレです。トイレは洗面室の中にあり、スペースを広げることはできません。車いすユーザーが移乗するときには、ロープを引っ張り可動台を水平に下ろします。『』をご覧ください。