階段材の手刻み [ 2006.11.24 ]〈y15_kaidan〉

最近では階段材の加工は、現場ではなく、工場でプレカット加工されることが多くなりました。

コルク貼りの階段にしたいことと、段鼻を出したくないことで、プレカット加工できなかったからです。

階段材の手刻み [ 2006.11.24 ]

2007.01.12

階段材の加工は、階段の両脇のささら板の加工から始まります。ささら板は通常4mで間に合うものなのですが、4.5mの長いものになりました。

Yさんの住まいの階高は、2,730とかなり低い高さです。一般的な階高は約3,000なので、300近く低くなっています。これは、低くすることによって、1階と2階の一体感を出したかったからです。

階高2,730を15段で上がります。

階段材の手刻み

踏み面は265、蹴上げは182になりました。角度は 34.5度です。

上りやすい階段の計算式があります。

条件1 踏み面 + 蹴上げ = 440前後 265 + 182 = 447 → OK

条件2 踏み面 + 蹴上げ + 蹴上げ = 630前後 265 + 182 + 182 = 629 → OK

のぼりやすい階段になるはずです。

階段材の手刻み

ささら板に彫り込んだ溝に、蹴込み板をはめ込みます。

こうすることにより、段鼻を出さない階段にできるのです。

間取りを考えているとき、階段をどこにするか考えました。

当初から緩い階段を造ることになっていたので、その長い階段が空間を2分することをさけるために北側の外壁面に造ることにしました。

また、階段を上がりながら、畑から森へと続く北側の景色を眺められるとも考えました。

窓の位置は、留守番の猫が、たいくつしないように、北側の森が見える低い位置にしました。