国際福祉機器展 - H.C.R.2012

東京ビッグサイトで毎年開催される国際福祉機器展に、2012年(平成24年)、初めての出展をさせていただきました。最終日を迎え大きな達成感を得られました。ブースにいらしていただいた、みなさまのお陰です。みなさまといつかご縁ができ、お住まいの設計や施工のチャンスをいただけたらと思います。

国際福祉機器展 - H.C.R.2012

国際福祉機器展・1日目(2012年9月26日)

国際福祉機器展

「大瀧さん、久しぶりです」と、13年前にバリアフリーリフォームをさせていただいた、お客さまがブースにいらしてくれました。

息子さんの小学校の入学に合わせてのリフォームだったのですが、この息子さんも20歳になったとのこと。

この福祉機器展は、大滝建築事務所の「安否報告」としての役割もありそうです。

パネルにもある大滝建築事務所のロゴは、ひと目見たら覚えていてもらえるらしく、「大滝建築事務所さんのホームページ、よく見てますよ」とお伝えいただいた来場者の方が、何組がいらっしゃいました。

今日、ご相談いただいた方は、私の実例以上のもっと踏み込んだ工事を希望される方でした。この福祉機器展は、「私の1年分の宿題」としての役割もありそうです。


国際福祉機器展・2日目(2012年9月27日)

国際福祉機器展

福祉機器展の2日目。今日も以前に工事をさせていただいたお客様や、大滝建築事務所にお客さまをご紹介いただいたケアマネさんたちが、いらしてくれました。

みなさん、お元気なようでした。

福祉機器展の準備をしているときは、「いかに新規の案件を獲得するか」みたいなことを、やはり考えていました。

しかしそのことよりも、何年経っても私たちを忘れずに、この小さなブースを訪ねていただけることの、ありがたさを感じました。

展示してある模型やパネルを、来場者の方にお褒めいただきましたが、それは大滝建築事務所のオリジナルのアイディアではありません。

ひとつひとつの家族さんたちから、それぞれ教わったことの積み重ねなのです。

そんなことを考えていたら、私はいつの間にか大きな家具の後ろに隠れていたのです。


国際福祉機器展・最終日。あっと言う間の3日間でした(2012年9月28日)

国際福祉機器展

実は...。3月に出展の申し込みをした後、展示の準備が間に合わないのではと、申し込んだことを後悔していました。

最終日を迎え大きな達成感を感じられたのは、私たちのブースにいらしていただいた、たくさんにお客様のお陰でした。

今回のために作成したパンフレットを、450人の方にお渡しすることができました。

住宅の設計と施工を両立させることにこだわっている私は、例えば今回の出展にあたっても、展示パネルやパンフレット、そしてこのホームページも、自分でデザインしました。

と言うのも、先代社長の父から、「現場管理をするためには、それぞれの職人の仕事を、おまえたちふたりが、まずできないとだめだ」といつも言われていたからでした。


「バリアフリー住宅で一番大切なことは何ですが?」(2012年9月29日)

国際福祉機器展

ブースでお話しをさせていただいたのは、一般の方ばかりでなく、住宅関係や様々な業種の方でした。

よく聞かれた質問は、「バリアフリー住宅で一番大切なことは何ですが?」という、シンプルでありながらとても重要な質問でした。

私はその答えを即答することができませんでした。毎日の実務の中で、バリアフリーであることは当たり前のこと、私の体の中に浸透してしまったからかもしれません。

私はこう答えました。「いかにもバリアフリー住宅だ!と見えてしまえば失敗作、ひとりひとりのニーズを汲み取りながらも、バリアフリーを隠し通すことです」。


バリアフリーキッチンをつくるきっかけになったこと(2012年9月30日)

国際福祉機器展

設計者の資質で最も大切なのは「建て主さんの気持ちを設計者自身の中に取り組めるか」なのだそうです。

私の頭からずっと離れないエピソードがあります。建て主さんと一緒に、システムキッチンを選びにショールームに行ったときのことです。

システムキッチンの高さは86cmを中心に、その上下の高さを自由に選択できるようになっていますが、奥行きに関してはどのメーカーも65cmと決まっていて、私自身もその寸法に何の疑問を持っていませんでした。

すると隣りにいた車いすユーザーの建て主さんは、「これでは奥行きが深すぎる。システムキッチンの奥に転がったものに手が届かない。大瀧さん、そんなときに悔しさわかりますか?」

バリアフリー住宅を深く求めるのならば、住宅本体だけでなく、家具やキッチンまでもデザインしなくてはならないと、心の中にひらめくものがありました。

来年(2014年)も出展いたしますので、また、お会いいただけますように。