段差のある玄関室に、応接機能を持たせたい〈106〉

車いすが行き来しやすい様に、門扉から続くアプローチから、玄関ポーチ、そして玄関室内の土間までをフラットにしたため、上り框は38cmの段差となってしまいました。そこで玄関室では、「段差リフト」と、その脇に置いた踏み台で、上り框の段差を昇降することになりました。

段差のある玄関室に、応接機能を持たせたい


玄関扉の開口に合わせて、リフトの中心を合わせました。

リフトからは広い廊下を通り、リビングまで直進できます。

土間までに降りずに施錠解錠できる様に、玄関扉は電気鍵です。

段差のある玄関室に、応接機能を持たせたい

リフトの脇の2段の踏み台の奥の、玄関収納の下部には、

リフトを昇降させるための、油圧ユニットが収納されています。

タイル貼りのリフトは「目立たないバリアフリー」です。

来客をお迎えした時も、リフトに気がつく方は少ないそうです。

段差のある玄関室に、応接機能を持たせたい

歩いて床に上がる時は、右側の踏み台から上がるので、

下駄箱には、長い手すりを取り付けました。

車いすの時は、リフトからそのまま廊下を直進できます。

段差のある玄関室に、応接機能を持たせたい

リフト手すりのスイッチを押し続けると、リフトは上昇し、

フローリング面の高さになると、自動的に停止します。

リフトと上がりかまちとの隙間は、1cm程です。

段差のある玄関室に、応接機能を持たせたい

玄関を利用するのは、住まいてさん家族だけではありません。

住まいにはご近所さんを始め、様々な来客があるものです。

壁を背に置いたベンチは、そんな来客さんのためのものです。

段差のある玄関室に、応接機能を持たせたい

正面に見える引き戸は、昭和の格調の高い応接間ですが、

その応接間に上がってもらうまでもない、簡単な接客なら、

この玄関室で対応できる様にと、考えました。

段差のある玄関室に、応接機能を持たせたい

「いかにもバリアフリー」とならないこと。バリアフリー住宅が

目指すのは、バリアフリー住宅らしくないことです。