車いすユーザー向け洗面化粧台、定番の2機種〈111〉

車いすユーザーの洗面化粧台の定番と言えば、このTOTO製「車いす対応洗面」になるでしょうか。薄型ボウルなので、膝やアームレストがぶつかりにくくなります。また、つま先が当たる、洗面化粧台奥の部分が引っ込んでいるので、洗面化粧台の奥まで入ることができます。薄型ボウル手前の薄く平らな部分は、両腕を置きやすくするための工夫です。

車いすユーザー向け洗面化粧台、定番の2機種


車いす対応洗面の間口は、既存と同じく75cmのものを選びました。

高さは75cmを選びましたが、 高さを80cmとして使える様に、

エンドパネルの下に、高さ5cmの台を取り付け、かさ上げしました。

将来、車いすが変わる可能性を、見越してのことです。

車いすユーザー向け洗面化粧台、定番の2機種

既存の給湯、排水、給水管があり、つま先に当たってしまいましたが、

この配管は、退去後の現状復帰のことを考慮し、変更しませんでした。

車いすユーザー向け洗面化粧台、定番の2機種

レバー水栓の位置を、正面奥、左手前、右手前から選べます。

シャワーホースは伸びますが、リフトアップ(吐水口を引き上げて

固定すること)が、両手で洗髪をする様な使い方はできません。


洗面ボウルの高さを調節できる、TOTO製「座・ドレッサー」も、

車いすユーザーにも使いやすい、ユニバーサルな洗面台です。

洗面ボウルは大きく張り出し、座った時に肘をつくことができます。

専用鏡よりも、造り付け鏡にした方が、車いすで使いやすくなります。

車いすユーザー向け洗面化粧台、定番の2機種

ボウルの張り出しにより、膝まわりがゆったりすることが長所です。

使いやすい高さに、大きな洗面ボウルの高さを調節できることが、

この「座・ドレッサー」の長所ですが、車いすユーザーの場合、

使いやすい高さを決め、その高さに固定して使いことが多い様です。

短所は、洗面台まわりで使うものを、並べるスペースがないことです。

そこで、洗面台脇に木製カウンターを造りました。背面の壁に固定し、

膝や車いすのフットレストに、ぶつからない様にしました。

車いすユーザー向け洗面化粧台、定番の2機種

鏡はこの洗面台専用のものではなく、造り付け鏡として製作しました。

というのも専用の鏡は、洗面台が上下に動くことを想定していて、

鏡が小さく車いすユーザーの場合は、顔が映りにくい形状だからです。

洗面ボウルのバックガードに、鏡がかぶさる様に取り付けました。

車いすユーザー向け洗面化粧台、定番の2機種

カウンターのエッジには、コンセントとスイッチが付いています。

照明のスイッチと、ドライヤー専用のコンセント連動スイッチです。

ドライヤーの「OnOff」は、このスイッチで行うことができます。

ドライヤーをスタンドに立て、両手で髪を乾かわせます。

バリアフリーらしくない、明るく楽しい洗面室になりました。