家族みんなで共用する、2m角のユニットバス〈114〉

「浴室を家族みんなで共用する」などと、あえて強調する意味はない様にも思えますが、家族の誰かが車いすユーザーだったとき、その一人だけが別の浴室を使わざる得ないとしたら、どんな気持ちになるのでしょうか... 。私が「バリアフリー住宅」で大切にしたいことは、この『家族みんなで共用する』ということなのです。

家族みんなで共用する、2m角のユニットバス


『俺が先に入りたい』とか、『お兄ちゃんは後に入ってよ』とか、

『まだ入ってるの、いい加減に上がってよ』とか。

入浴にまつわる思い出は、意外と多いことに気づきました。

『浴室を家族みんなで共用する』2m角のユニットバス

私は本を持ち込み、読んでいる様な、読んでいない様なの入浴です。

湯船に浸かって、一日の疲れを癒してくれるのは、リビングから

聞こえてくる、家族の何やら楽しそうな笑い声なのかもしれません。

『浴室を家族みんなで共用する』2m角のユニットバス

自走式の「シャワーチェア」で、洗い場まで入れる様にするために、

ユニットバスは「2m角の正方形」の広さが必要ですが、その広さは、

既成品のユニットバスにはなく、オーダー製作することになりました。

『浴室を家族みんなで共用する』2m角のユニットバス

シャワー水栓の代わりに、「シャワー・ド・バス」を取り付けたので、

浴槽に入らなくても、シャワー浴で温まることができます。

『浴室を家族みんなで共用する』2m角のユニットバス

「浴槽にしっかり浸かりたい」となると、一工夫が必要でした。

シャワーチェアから、まずは、この入浴台に移乗します。

引き戸側を「背中」にする様に、背もたれに寄りかかります。

『浴室を家族みんなで共用する』2m角のユニットバス

入浴台に移乗した後は、洗い場に落ちないように、手すりを差し込み、

安全に体を洗えます。使いやすい位置に、シャワーを取り付けました。

『浴室を家族みんなで共用する』2m角のユニットバス

浴槽へは、この「バスリフト」を昇降させて入っていきます。

バスリフトは電動で昇降します。バッテリーが内蔵されています。

家族さんに手を貸してもらわずに、入浴ができる様になりました。

入浴していると、リビングの家族さんの笑い声が聞こえそうですね。