高齢者にとって理想的な、専用トイレのある寝室
〈117〉
https://ootaki.info/117/
高齢者にとって理想的な寝室をつくりました。以前は8帖の和室と縁側だった場所を、11帖の広さの寝室にしました。当面は奥様専用として使いますが、将来、ご主人のベッドを置くこともできます。また、寝室はリビングの隣りにあり、必要になった時は、つなげることもできます
2019.01.09
心地良い住まいに必要なことは、バリアフリーだけではありません。
暮らしやすさに加え、耐震性、断熱性、防犯性を高めることが大切で、
電動シャッター付きの断熱サッシに取り替え、壁は耐震補強しました。
右側の腰窓の下に、ベッドを置きます。照明は2ヶ所に分散して、
ベッドに寝ている時に、頭の上にならない位置にしました。
昼寝する時には部屋を暗くしたいとのこと、リモコンを押すだけで、
窓の電動シャッタ-を閉めることができます。
火災などの緊急時には、素早く家に外に出られることが重要です。
「2方向避難(玄関以外にも外に避難できる経路を確保すること)」
ができる様にするためにも、この掃き出し窓を造りました。
洗面台を設置しましたが、「水回り」という印象をなくしたいので、
洗面台の色は暖色であるピンクにし、ピンクのカーテンを掛けました。
タンスの裏側はリビングになっていて、将来つなげることもできます。
タンス上の飾り戸棚に、思い出の小物、大切な小物を楽しく飾れます。
ですがこのタンス、中身が見えないので、どこに何を収納しているのか
わからず、中身が見える扉の家具に、取り替えることになりました。
タンス奥は、ベッドから行き来しやすい寝室内トイレになっています。
長く寒い廊下を通らなくて済み、トイレは寝室と直接つながるので、
寝室と同じ室温です。引き戸なので、少し開けたままにもできます。
トイレにも窓を取り付けたので、寝室の南北の通風ができます。
「横向きトイレ」のレイアウトにし、車いすでも利用できます。
便器の両側には、可動式とカウンター式の手すりを取り付けました。
「家でしかできないことって何だろう... 。」 にもどる ↘
https://ootaki.info/117/