「リフト付シャワーキャリー」で、移乗回数の少ない介助入浴を〈9692〉

介助での入浴は、「天井走行リフト」や「支柱式リフト」が一般的です。ですが、スリングシートで吊られることを不安に感じたり、移乗介助の負担にもなってしまうそうです。この問題を解決してくれるという「リフト付シャワーキャリー」を、このお住まいで設置することとなりました。何と、シャワーキャリーに乗ったままで、「脱衣 → 洗体 → 入浴」の一連の動作が、「移乗なし」でできるのです。

「リフト付シャワーキャリー」で、移乗回数の少ない介助入浴を このお住まいは大きな面積ではありませんが、ゆったりとした居心地のいい空間を目指しました。インテリアは、ホワイト一色にまとめました。ピンク色が綺麗です(2018.04.24)


「リフト付シャワーキャリー」で、移乗回数の少ない介助入浴を

ユニットバスに隣接するこの部屋は、寝室です。右側にベッドがあります。

まずは、寝室のベッドから、「リフト付シャワーキャリー」に移乗します。

この移乗は、当面は家族さんが行いますが、将来、必要になった時には、

ベッドの脇に、「支柱式リフト」を設置する予定です。

寝室からユニットバスへの入口は、開口幅が広い「3枚引き戸」です。

「リフト付シャワーキャリー」で、移乗回数の少ない介助入浴を

ユニットバスは「1621(164cm×209cm)」タイプと、大きなサイズです。

ひとまわり小さい「1618(164cm×184cm)」サイズも考えましたが、

「リフト付シャワーキャリー」での介助入浴には、狭いように感じました。

使用し始めた住まいてさんからも、『この大きさで正解』とのことでした。

「リフト付シャワーキャリー」で、移乗回数の少ない介助入浴を

このユニットバスには、2ヶ所の出入り口があります。

左側が寝室への3枚引き戸、そして右側、洗面室への片引き戸です。

一般的なユニットバスは、2方向に入口を取り付けることができません。

2方向に入口を付けられる事も、このユニットバスを選定した理由です。

「リフト付シャワーキャリー」で、移乗回数の少ない介助入浴を

実際の入浴方法を、ご紹介します。

浴槽の背中側と壁面の間に、ピンク色の入浴台があります。

さて、この意味ありげな入浴台には、やはり仕掛けがあるのです... 。

「リフト付シャワーキャリー」で、移乗回数の少ない介助入浴を

まず、この入浴台の座面を上に90度、跳ね上げます。

「リフト付シャワーキャリー」で、移乗回数の少ない介助入浴を

格納されているレールユニットを持ち上げて、その中のフレームを広げて、浴槽縁の上に載せます。

「リフト付シャワーキャリー」で、移乗回数の少ない介助入浴を

そして、「リフト付シャワーキャリー」を、浴槽と平行に並べます。

左側の片引き戸は開けておくと、介助者の「逃げ場所」にもなります。

「リフト付シャワーキャリー」で、移乗回数の少ない介助入浴を

「レールユニット」と「リフト付シャワーキャリー」を連結します。

「リフト付シャワーキャリー」で、移乗回数の少ない介助入浴を

シャワーキャリーを分割して、「キャスター部分」はそのまま残し、

「座面部分」だけを持ち上げて、浴槽の真上まで、スライドさせます。

この座面の上下移動は「電動」、浴槽への横移動は「手動」です。

「リフト付シャワーキャリー」で、移乗回数の少ない介助入浴を

「シャワーキャリー」を浴槽内まで下ろして、入浴してもらいます。

アームサポート、アームサポートに渡したベルト、脚をサポートするベルトが付いているので、入浴していても安心です。

ですが、「ヨク」を言わせてもらうと、背もたれが固定ではなく、

自由に調整できれば、より快適に入浴できそうです。

「リフト付シャワーキャリー」で、移乗回数の少ない介助入浴を

入浴後、浴槽から出た後は、この手順が逆になるだけで移乗はありません。

この「リフト付シャワーキャリー」を利用することにより、

移乗介助の負担が少なく、ゆったりと入浴してもらえるようになりました。