マンションのトイレ、最低限のバリアフリーリフォーム〈9746〉

トイレの広さは1帖弱でしたが、廊下に対して横向きに配置されていたので、大きなリフォームは必要せず、ドアを引き戸に造り換えるだけで済みそうでした。やはり、『横向きトイレはバリアフリー』だと、つくづく感じました。

マンションのトイレ、最低限のバリアフリーリフォーム 洋風便器はそのままです。トイレの壁下地は石こうボードでしたので、補強板を取り付けてから、手すりを取り付けました(2018.03.01)


マンションのトイレ、最低限のバリアフリーリフォーム

片開きのドアから、この「3枚引き戸」に造り換えました。

枠の開口幅に対して、おおよそ「2/3」の開口幅を得ることができるからです。

敷居レールの凹凸がなくしたかったので、ハンガーレール式にしました。

建具は表裏の色を変えました。廊下からは黒、トイレからは白の面材です。

マンションのトイレ、最低限のバリアフリーリフォーム

住まいてさんは腕力があり、廊下の反対側になる壁に取り付けた、

この手すり1本で、車いすから便器へと移乗できるとのことでした。

移乗した後は、もちろん、引き戸を閉めるのですが、

車いすユーザーの場合、一点、検討しなければならないことがあります。

『車いすを、トイレの中に入れて、引き戸を閉める』

『車いすを、廊下に押し出して、引き戸を閉める』

の2通りのパターンがあるのですが、この広さのトイレなので、

『車いすを、廊下に押し出して、引き戸を閉める』になりました。

マンションのトイレ、最低限のバリアフリーリフォーム

そうなると、トイレの鍵も重要です。というのも、

便器に腰を掛けている状態から、鍵の開け閉めをしたいからです。

離れた位置からでも使いやすい「プッシュ式ロック」にしました。

また、廊下からは緊急時の解錠ができる、「くぼみ」が付いています。

マンションのトイレ、最低限のバリアフリーリフォーム

玄関の位置からみた廊下です。正面のガラス戸はLDKです。

左側の引き違い戸は洗面室です。右側の3枚引き戸がこのトイレです。

極力、既存のインテリアに合わせて、

「どこをリフォームしたのかわからない」

ような仕事を目指しました。