大滝建築事務所の木工事(こんな工務店です・その2)〈9837〉

2017.11.30

今日は2017年11月30日。明日の「創立31年」の前日、いわば、「大滝建築事務所の30才、最後の日」です。大滝建築事務所の、ふたりの大工をご紹介させてください。大瀧善賀津(私の弟)と、大瀧満代(私の父)です。

大滝建築事務所の木工事(こんな工務店です・その2) 左:大瀧善賀津(私の弟)現場にて、窓枠を組み立て中。右:大瀧満代(私の父)その窓枠を木工房で製作中。


大滝建築事務所は、住宅を新築やリフォームがほとんどの仕事です。

今まで造らせて頂いた建物で、もっとも大きなものは、この幼稚園です。

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見晴らしのいい丘の上に、建っています。

その丘の一部となるよう願いました。

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「こどもの建物こそ木造であるべきだ」という方針のもと、

造らせて頂いた木造園舎。子どもたちの触れるところには、

無垢材を選びましたが、それだけではなく、

「職人の仕事」が伝わるような、表現を大切にしました。

大瀧善賀津 ( おおたきよしかず )

大滝建築事務所のほとんどの現場は、大瀧善賀津に手によるものです。

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大工になるためには、親方を訪ねて修行するのが一般的なのですが、

善賀津は、父以外には親方を持ちませんでした。

古い慣習にしばられないように、常に独学を大切にしているようです。

それは、バリアフリー住宅を造り始めるために、とても役立ちました。

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最近の木工事は、既製品の組み立てるだけの仕事が多くなり、

このような無垢の造作材を、扱える大工は少なくなりました。

この造作材は父の手作りのものです。1棟の住まいのために、

父は木工房で、1ヶ月ほど仕事をします。

大瀧満代 ( おおたきみつよ )

私の父、大瀧満代は、2012年まで、現役の大工でした。

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父は現場に出ることは少なく、木工房にて、

無垢の造作材の製作だけにこだわりました。

『木目を印刷したシートを貼った、見せかけの造作材ではなく、手で触れるところこそ、本物の木でつくりたい』

という気持ちが、父にはあったようです。

いつだったか、父が木工房で、できあがった無垢の造作材を前にして、

『嫁に出す心境だな』と、言っていました。