地盤面と同じ位まで下げたアプローチ〈9874〉

門扉から続く長いアプローチは、玄関ポーチの前で、15cmほどの段差がありました。その15cmほどの段差は、一歩で上がるのには、不安を感じてしまう高さ、もちろん車いすでは行き来できません。今回のリフォームでは、その玄関ポーチを、地面の高さと同じ位にまで下げました。

地盤面と同じ位まで下げたアプローチ 門扉から続く長いアプローチには、手すりを取り付けました。玄関ポーチの段差もなくなり、ご近所さんにも好評です(2017.10.24)


昭和40年代に建てられた、木造2階建てのお住まいです。

バリアフリーの配慮だけでなく、耐震性、断熱性、

防犯性を高めるリフォームです。

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玄関ポーチの高さを下げたメリットは、2点ありました。

玄関ポーチから庭に、段差無く安全に行き来ができること、

門扉から続くアプローチから、玄関の中まで、

車いすで、出入りしやすくするためです。

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玄関扉はスライディングドアの、エルムーブです。

「一本引きタイプ(引き込み部分が外壁)」と、「片袖タイプ(引き込み部分が袖ガラス)」があります。

耐震補強もこのリフォームの目的でしたので、引き込み部分を、袖ガラスでなく、耐震壁にすることを優先しました。

準防火地域に対応しているのは、この「一本引きタイプ」のみです。

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エルムーブの引き込み部分の敷居です。

敷居が外壁と干渉してしまうので、車いすユーザーのお住まいでは、

玄関ポーチ高さを床面とフラットにするケースが多いです。

しかし、この「一本引きタイプ(引き込み部分が外壁)」では、雨仕舞いできなくなります。

玄関ポーチ高さを、床面とフラットにしたいときは、「片袖タイプ(引き込み部分が袖ガラス)」を、選ばなければなりません。

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エルムーブは、このような大きな引き戸も、ハンガーレール式なので、

見た目よりも、軽く開けることができます。

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玄関ポーチの高さを下げる代わりに、玄関の上り框の高さは、

38cm程と高くなってしまいました。歩いて上がるときは、

右側の踏み台から上がりので、下駄箱に長く手すりを取り付けました。

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上がり框の38cm程の段差の解消は、段差リフトを利用します。

段差リフトのスイッチは、廊下の壁と、リフトの手すりに付いています。

タイル貼りのリフトは「目立たないバリアフリー」です。

「いかにもバリアフリー」とはなりません。

高齢の方も車いすユーザーも、家族さんみんなが、使いやすい玄関になりました。

玄関や玄関ポーチは、出入りのための大切な場所ですが、

地域やご近所さんとのつながりといった観点でも、重要な場所です。