段差リフトと踏み台(40cmの段差) 2017.09.27〈9901〉

2017.09.27

このお住まいには、雨に濡れないで車の乗り降りができるように、カーポートを兼ねた玄関ポーチを造りました。その玄関ポーチから、この玄関室へと入ってきますが、上がり框には、40cmの段差があります。「段差リフト」と、その脇に置いた踏み台で、40cmの段差を昇降することになりました。

段差リフトと踏み台(40cmの段差) 2017.09.27 この地域は、ひとり1台、自家用車を持っているとのこと。このお住まいには、4台の車がありました(2015.10.30)


このお住まいは、北側の道路と建物との間が、駐車場になっています。

大きな屋根を掛けたので、雨に濡れずに車の乗り降りができます。

駐車場面から1階床面までの、52cm程の段差を解決しなくてはなりません。

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一般的に、玄関ポーチには数段の段差があるものですが、

このお住まいでは、駐車場と玄関ポーチとの段差を、12cm程と低く抑えました。

その結果、上がり框には、40cmの段差ができることになり、

この40cmの段差を、「段差リフト」で昇降することにしました。

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玄関の土間と同じように、リフトの天板にも、タイルを貼っています。

リフトが下がっている時は、土間面とフラットになります。

天板は「90cm x 120cm」、リモコン付きの手すりが付いています。

スイッチを押し続けている間だけ、リフトは昇降するので安心です。

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玄関引き戸の向こう側は、すぐに駐車場になっています。

車いすの切り返しがしやすいように、玄関の土間は2帖と大きくしました。

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リフトは上昇していくと、フローリング面の高さで自動的に停止します。

リフトの脇には、40cmの段差を3段で上がる、踏み台も造りました。

必要になったときには、手すりが取り付けられるよう頑丈です。

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リフトと上がりかまちとの隙間は、1cm程です。

玄関と廊下を仕切る、引き戸がありますが、広いリビングまで直進できます。

上がり框の下は、取り外しのできるパネルになっています。

その床下に、リフトを昇降させるための、油圧ユニットが収納されています。

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高齢の方も車いすユーザーも、家族さんみんなが、使いやすい玄関になりました。

玄関や玄関ポーチは、出入りのための大切な場所ですが、

地域やご近所さんとのつながりといった観点でも、重要な場所です。