玄関室は「アイストップ」が大切〈9978〉

ただいまと、ご自宅の玄関ドアを開け玄関に入ると、正面には何が見えますか。その「正面に見えるもの」を、「アイストップ」といい、玄関を設計する際の大切なポイントです。このお住まいは、玄関の正面に2枚の引き戸がきてしまう間取りでした。左右の引戸を1枚の板のように見せ、アイストップとしました。

玄関室は「アイストップ」が大切 「アイストップ」となるこの壁は、左右の引戸を同時に引き込むための壁、素材はゴム集成材です(2017.07.12)


その住まいの雰囲気を決定するのは、玄関です。

そして、その玄関の雰囲気を決定するのが、「アイストップ」。

つまり、「玄関の正面に見えるもの」が、

「その住まいの雰囲気を決定してしまう」と考えています。


我が家の玄関の正面には、壁を造りました。

この壁には、マティスのポスターが掛けてあります。

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ひとつ、失敗をしました。

この壁から、ダウンライトの位置が遠いので、

この壁に、照明の光が届いていません... 。


さて住まいてさんが、1年がかりで選んだ絵を、

玄関正面の壁に掛けてきました。我が家での失敗をふまえ、

あらかじめ、この位置を照明する照明を取り付けています。

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鈴木英人の版画です。1980年代のノスタルジィを感じます。

北大西洋にある、バミューダ島(イギリスの海外領土)の、

ハミルトンビーチに面した、レストランの窓辺なのだそうです。

1980年頃からイラストレーターとして活動を始める。彼のイラストは、グラデーションを実線で表すことが一つの特徴となっており、作中では車や海岸といったモチーフが良く使われる。

特に初期の作品ではアメリカ西海岸を思わせる風景をモデルにしたイラストが多い。

ja.wikipedia.org/wiki/鈴木英人


また、玄関から廊下や家の奥まで、見通せないようすることによって、

玄関に部屋としての性格を、与えることもできます。

ですので、平面図には「玄関」ではなく、「玄関室」と記載しています。