トイレ脇の入浴台から入る、浴槽のないユニットバス〈9640〉

2018.07.31

車いすユーザーの場合、浴室の床面の高さは、「洗面室の床と平らにする場合」と、「車いすの座面の高さに合わせる場合」とがあります。浴室の床面の高さを、車いすの座面の高さに合わせる場合には、浴室の入口に、入浴台を作ることになります。その入浴台の高さは、車いすの座面の高さに合わせますが、他の家族との兼ね合いで決まていきます。

トイレ脇の入浴台から入る、浴槽のないユニットバス トイレと浴室「水回りスペース」のあり方が大切でした。水回りスペースを「寝室とリビングにどうように繋げるか」、また逆に「どの程度なら離してもいいのか」ということでした(2018.07.31)


このお住まいでは「浴槽には入らない」とのことでした。浴槽のない、

シャワーのみのユニットバスです。洗面室の広さを優先しました。

トイレ脇の入浴台から入る、浴槽のないユニットバス

畳1帖ほどの入浴台を作りました。入浴台の形や高さは、

後からでは変えられないので、住まいてさんと何回も検討しました。

入浴台に座った時に、かかとが入浴台の脚にぶつからないように、

縁から25センチほど奥に引っ込めました。

トイレ脇の入浴台から入る、浴槽のないユニットバス

車いすの座面高さは床から40cmでしたが、入浴台をこの高さにすると、

他の家族さんが、上がりにくくなってしまいます。そこで、

入浴台の高さは、床面から35cmとしました。この程度の違いなら、

車いすからの移乗でも、差し支えないとのことでした。

トイレ脇の入浴台から入る、浴槽のないユニットバス

半オーダーのユニットバスなので、ユニットバスの大きさを、

自由に決められ、間口は110cm、長さは170cmにしました。

トイレ脇の入浴台から入る、浴槽のないユニットバス

入口の3枚引き戸は、90cm程の開口幅が得られました。

入浴する際は、入浴台とユニットバスの床全面にマットを敷きます。

トイレ脇の入浴台から入る、浴槽のないユニットバス

洗面室とユニットバスを合わせると、8帖ほどあります。

ゆったりとした水回りスペースを確保できました。

住まいづくりの中で実感するのは、水回りスペースの『快適』さです。

快適な水回りスペースがあってこそ、住まいは心地よくなると思います。


洗面室内にはトイレもあり、入浴と排泄を一体として利用できます。

トイレの後に、すぐにシャワーを浴びたい時も多く、便利です。

トイレ脇の入浴台から入る、浴槽のないユニットバス

洗面室の中につくったトイレなので、入浴と同時に使いやすい長所が、

あるのですが、他の家族が浴室を使いにくい短所もあります。

トイレ脇の入浴台から入る、浴槽のないユニットバス

タンクレス便器なので、背面の壁には背もたれを取り付けました。

便器の上で利用する、ハンドシャワーも取り付けました。