スローライフ - 2007年1月〈2015-1110〉

2014.05.16

2006年1月と同様に、今年もKさん宅に友人たちと一緒に訪問しました。「居心地のよい住まい」「階段(3) - 不要な廊下なるべくなくす -」のお宅です。南斜面の敷地に合わせて、半階ずつ上がっていくスキップフロアの木造2階建ての住宅です。

スローライフ - 2007年1月


スローライフ

西側の斜面から見下ろすと、暖炉からのけむりが出ています。西側の屋根は大きな屋根の下に小さな屋根を造り、全体のスケールが小さく見えるようにしました。小さな屋根の所は、ダイニングの上に浮かぶロフトになっています。小さな山の中腹の南斜面のたっています。北側はまだ高くなっているので、北風を遮ってくれます。この季節でも暖かい気持ちのいいロケーションです。

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フランク・ロイド・ライトは、山に建物を造る場合は、山の頂上に造るのではなく、山のひたいの所に造らなければならないと言っています。

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建築当時の建築基準法の道路斜線制限は、今よりも厳しく道路からの高低差大きい道路に近い部分は、低く造りました。 広い敷地でも道路からあまり離すと、道に接するデッキ、道行く人と会話やあいさつ 道とのつながりを大切にしました。

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東側もまた道路です。南下がりの傾斜に合わせて、屋根も南に下げることが、この敷地に逆らっていないように感じました。この東面には、3部屋の子ども部屋がならびます。

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さて、玄関から上がらせていただきます。

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LDKはスキップフロアで、ダイニングとリビングとは91cmの段差があります。この段差を5段の階段で上がります。子どもは階段が大好きです。ふらりはずっとここで遊んでいました。

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気がつけば、外は真っ暗です。今回もまた、長いをしてしまいました。天文とカメラが好きな友人たちなので、帰る前に記念写真を撮ってしまいます。左端が私です。5段の階段を上がったリビングは天井を低く抑えて、親密な感じをでしたかったのは、こんな雰囲気にしたかったからです。この住まいが出来上がった1995年以降、私は、車いすを使う住まい手さんからの依頼が増え、バリアフリー住宅を、専門とするようになりました。次第にこのような空間を造らなくなっていきましたが、高さが変化する楽しさを、車いすユーザーにも感じてもらえる空間を、いつか造らせてもらいたいと思っています。