杉板貼りの下地 [ 2007.01.12 ]〈y15-sugiita-1〉

2007.01.17

外回りの仕事は、雨天ではできません。内部の仕事を優先して進めながらも、晴天のときには、外部の仕事を進めます。

Yさんの住まいの外壁は、杉板を横貼りします。横貼りにするときは、その下地となる胴縁(どうぶち)を、縦に45cm~50cm間隔に取り付けます。

今年は暖冬で晴天が続くので、ずいぶんと助かります。しかし、最近では暖冬を、気軽に喜べなくなりましたが...

杉板貼りの下地 [ 2007.01.12 ]


杉板貼りの下地杉板貼りの下地

外壁が白く見えるのは、白い防水透湿シートを外壁構造パネルの上に貼り込んだからです。胴縁は防水透湿シートの上から取り付けます。

胴縁の大きさは、15mm x 40mmの西川杉です。耐久性を高くするため、注入防腐加工をしたので、緑色になっています。

杉板貼りの下地

杉板の塗料は、撥水性のあるものを選びましたが、それでも、雨が杉板の裏までしみ込むことは避けられないことです。

胴縁の役割は、通気層を取ることにより、杉板のムレを減らすことでが、この通気層が、柱、梁や構造パネルから、杉板を切り離してくれます。

建物の寿命に比べて、杉板の寿命は短いので、将来、杉板を貼り替えられる工夫が必要です。

杉板貼りの下地

私が小学生や中学生のころ、弟とふたりで父の現場に行き、父の大工仕事の手伝いをすることがよくありました。その頃の外壁はモルタル塗りが多く、外壁下地の仕事は高い精度を必要としなかったので、弟と私にぴったりの仕事でした。

その頃は、関東でも冬は厳しく、腰にまいた釘袋から、左手で釘をつかむのが難しいほど、手がかじかみました。冬の現場はとても厳しいものでしたが、仕事を終え家に帰り、熱い位の浴槽に肩まで入り、まるで生き返ったような感覚を、今でも冬になると、ひとり浴槽の中で思い出します。