場所別 [ 07 - 24 ]
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デッキ - 雨の日でも楽しい遊び場に - 第33回バリアフリー住宅だからといって、それらしい「顔」をしている必要はありません。家族全員が楽しめるような、遊び心も大切だと思います。敷地は道路と1メートルほどの高低差がありました。道路から玄関ポーチまでは、数段の階段があり、スペースも十分にないため、車いすでの玄関からの出入りはあきらめました。
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階段(3)- 不要な廊下なるべくなくす - 第24回50代の夫婦と3人の子供、そして奥さんのお父さんが同居するという住宅を建てたことがあります。この家の特徴はリビングとダイニングに階段が直結していることでした。
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階段(2)- 幅を広く傾斜はゆったりと - 第23回バリアフリーをうたう住宅では、階段はいわば悪者です。しかし、階段が生み出す上下の空間の変化の楽しさは、捨てがたいものがあります。写真は「ダイニング」の章で取り上げた住宅の階段です。
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階段(1)- 昇降機、足腰弱い高齢者向け - 第22回住宅の生活空間は1つのフロアである方が便利です。一戸建て住宅ならば二階建てよりも平屋建ての方が暮らしやすいはずです。しかし、都会の場合、土地の価格から考えても平屋建てはなかなか難しいのが現実です。それに、二階の日当たりや風通しのよさ、道路からのプライバシーが守りやすいという利点も捨てがたく思います。
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寝室 - 高齢者は家族がいるそばに - 第21回94歳のおばあちゃんと60代の夫婦が住む家を改装したことがあります。おばあちゃんはとくに病気はなかったのですが、高齢のためほとんどベッドで生活していました。
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リビング - 常識を破り「居間兼寝室」も - 第20回現代の住宅では、寝る部屋と生活する部屋は分けることが基本です。そうしないと、「生活の幅が狭くなる」と住宅づくりの「教科書」には書いてあります。そんな常識をあえて破り、寝室兼居間を作ったことがあります。
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ダイニング - 家の中心としての機能が大切 - 第19回埼玉県川越市でいま、住宅を建てています。30代の夫婦と幼稚園児の娘2人、それに新居の完成と同時に同居する夫のお母さん(60代)の家です。建築に取りかかるまでに約9カ月かかりました。ひと月に一度のペースで、建築主とじっくりと話し合い、会うたびに設計図面を書き換えていきました。
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台所(4)- 車いすにはコの字形が便利 - 第18回交通事故で下半身が不自由になり、車いすを使っている奥さんの依頼で、新しく台所を作ったことがあります。「料理が大好き」という人でしたので、腕を十分にふるってもらえるようにと考えました。
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台所(3)- 作業には狭い方がいい時も - 第17回築25年というマンションの改装を頼まれました。この時代のマンションの台所は、四畳半程度の広さのダイニングキッチン(DK)が多いようですが、この家もまさに縦横ともに2.7メートルほどのDKでした。
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台所(2)- 高さや配置慣れた所は変えず - 第16回70代の夫婦宅の台所改装の続きです。台所の収納についても、奥さんと共にいろいろと考えました。「いらない」と決まったのが、流し台の上のつり戸棚です。身長154センチの奥さんでは、流し台の上の棚は料理をしながら使おうとしても背が届かないし、踏み台を使って出し入れするのもおっくうでなんだか怖いと聞きました。
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台所(1)- 高齢者向けには使い勝手優先 - 第15回70代の夫婦2人が暮らす築約30年の家を改修しました。2人ともとくに体に不自由はなく、改修の重点は使いやすい台所づくりになりました。
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トイレ(2)- 新築時は広いスペース確保を - 第14回住宅のトイレは、戸を開けると真正面に便器があるという配置が、圧倒的に多いようです。戸もほとんどが60センチ幅のドアです。車いすを使う人はいうまでもなく、車いすを使わない人にとっても、ドアを開けてから180度方向転換して便器に座るというのは、不便だとは思いませんか。
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トイレ(1)- 介助・掃除のしやすさも考えて - 第13回いざ体が不自由になったときに、最も困るのがトイレです。「ベッドのわきにでも、ポータブルトイレを置けばいいじゃないか」という考え方もあるでしょうが、自分の身になって考えてみてください。人の尊厳にかかわる問題ですので、私はできる限り長く、自分でトイレを使わせてあげたいと思います。
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洗面室 - トイレとの壁取りスペース拡大 - 第12回住宅の改修を頼まれて、痛感するのが水回りの狭い家が多いことです。浴室1.5畳分、洗面室1.5畳分、トイレ1畳分という広さの家が平均的です。
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ユニットバス - 介護サービスの利用も視野に - 第11回分譲マンションのユニットバスの改修を頼まれたこともあります。70代のご夫婦で、夫が脳こうそくによる左マヒで、屋内外とも車いすを使っていました。住宅はまだ完成してから2年で、すべてつくり替えるのはいかにももったいこともあり、一部の改修にとどめました。
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浴室 - 入浴台外せば介助スペースに - 第10回住宅を改修するときにまず考えなくてはいけないのが、費用と効果の問題です。とくに浴室の改修は思っている以上に費用がかかるので、お金を入浴のしやすさのために有効に使って欲しいと思います。
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ベンチと踏み台 - 工事無駄にせず単に置くだけ - 第09回80代の奥さんのために、玄関を直したことがあります。この奥さんは脳こうそくによる軽度の左マヒのため、屋内では歩行器を、屋外では車いすを使っています。80代の奥さんのために、玄関を直したことがあります。この奥さんは脳こうそくによる軽度の左マヒのため、屋内では歩行器を、屋外では車いすを使っています。
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リフト - 車の乗降の便利さを視野に - 第08回埼玉県大井町の60代のご夫婦は、奥さんが脳こうそくによる左半身まひのため、車いすを使うようになりました。遠出するときは夫の運転する車に乗ります。そのご夫婦から、車いすでも出入りしやすいようにして欲しいと、住宅の改修を依頼されました。
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スロープ - 玄関使わず居室から出入り - 第07回今回からは場所別に実例をあげて、考えていきたいとおもいます。東京都新宿区の60代のご夫婦の家を今春、リフォームさせてもらいました。
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