まとめ(2)- 工事は打ち合わせの積み重ね
〈047〉
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住まいのリフォーム工事の進め方を、私の事務所「大滝建築事務所」の例でまとめてみます。依頼を受けると、まず、依頼主を訪問して、聞き取り調査をします。その人にとって大切なことや、したいことを聞きます。それから平面図を書き、床の段差の具合や壁の状態を調べ、家具などの大きさを測ったあと、写真を撮ります。
居心地のよい住まい - 第47回 - 2001年9月12日 朝日新聞(東京本社版)夕刊マリオンから
2001.09.12
調査を元に作成した、第1案のプラン図を手に2回目の訪問をします。ここからが本格的な打ち合わせです。具体的な項目を整理しながら、第2案、第3案と煮詰めていきます。この辺まで進むと、お互いに気持ちが分かり合ってきます。この時点で縁がなく、工事が取りやめになることもあります。
第4案以降は、工事の依頼をしてもらえることを前提にして、詳細な設計をすることになります。おおむね決定したところで、見積もりをします。双方で、折り合った金額、工事範囲で工事契約を交わします。
高齢者や障害者を対象に、住宅改修の際に補助金が出る市町村もあります。その申請を予定しているときは、工事前に福祉事務所のケースワーカーに、現況確認をしてもらう必要があります。調査前に工事を始めてしまうと、補助金が申請できなくなるので要注意です。
工事の開始日が決まったところで、工事によって迷惑がかかる近所、マンションなら隣や階下の家にあいさつに回ります。工事は一般的には、解体作業から始まり、構造的な作業、仕上げ作業、設備器具の取り付け作業と進行していきます。図面通りに施工されているか、あるいは他にいいアイデアはないのか、図面だけでは決めかねた重要な寸法など、工事中も随時、依頼者と打ち合わせをします。
完成後は、依頼主にチェックしてもらい引き渡しとなります。その後、実際に住み始めて気付いた不都合を直します。
カテゴリー
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高さ(3)- 取っ手やスイッチは使いやすく
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マンション(3)- ゆったり感が好評広い廊下
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洗面室 - トイレとの壁取りスペース拡大
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家具(3)- 便利な移動できるソファ
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介護保険2 - おまかせ困る改修工事
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介護保険4 - 万能ではないフローリング
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台所(4)- 車いすにはコの字形が便利
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高さ(1)- 「使いやすさ」現場で確認を
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兼用住宅(1)- 美容室と住宅水回りを接点に
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窓(2)- 省エネに複層ガラスや軒
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まとめ(4)- 依頼者と施工業者、意志の疎通を
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リフト - 車の乗降の便利さを視野に
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