家でしかできないことって何だろう... 。〈100〉

家でしかできないことって何だろう... 。


家でしかできないことって何だろう

1987年のことです。ある建築家の講演を聴講するために、 私は遠路、新潟県民会館に向かいました。大ホールの壇上から、 『みなさん、家でしかできないことって何だと思います?』 建築家はこんな質問を...

障害は人にあるのではなく、環境にあり変えられるもの

車いすユーザーのOさんのお住まいは、私が初めて造らせて頂いた、バリアフリー住宅です。私ひとりが設計したのではなく、Oさんとともに車いすで生活する上での問題点を、ひとつひとつ解決していきました。...

「家への出入り」が、バリアフリーの第一歩

住まいのバリアフリーリフォームが必要になったとき、最初に考えることは「家への出入り」です。戸建て住宅の場合、道路面と室内の床面の高さは、70cm以上あることが一般的です。この段差を解決するにあた...

手入れの行き届いた美しい庭と、弧を描くレンガのスロープ

『車いすに乗ることになった主人のために、スロープを作りたい』と、奥様からのご依頼でした。手入れの行き届いた美しい庭に驚きました。この庭を見渡すと、丹精こめて手入れをしている、奥様の気持ちが伝わっ...


1.5mの段差リフトから、寝室につながるデッキ

このお住まいは道路からの高低差が大きく、道路面から1階床面までは約1.5m。車いすで出入りしたいとのご要望でしたが、玄関からの出入りは難しく、庭の一部に段差リフトを設置し、リフトから寝室までのデ...

ステージの様なリフトで、玄関室をプレイルームに

ナチュラルでシンプル、広いLDKが気持ちのいいお住まいです。車いすユーザーの子どもさんが、玄関をひとりで行き来しやすくするためのリフォームをしました。玄関を増築し、段差リフトを設置しました。...

「健側」に合わせた、車いすで使いやすい水回りスペース

半身まひが生じた方の、動かしにくい側を「患側」、動かしやすい側を「健側」といいます。患側が左右のどちらなのかによって、バリアフリーリフォームのプランは大きく変わります。車いすユーザーの住まいてさ...

機能だけではなく遊び心を持たせた、斜めなトイレ

同業の他社さんから、たくさんの間取り図を見せてもらう機会がありました。どの住まいも外観やリビングなど、それぞれ個性的なのですが、一転トイレだけは、どれも個性がなく同じだったことが不思議でした。ト...


『トイレを、居室としてしつらえなさい』

私が自信を持っていた間取り図を、ある建築家に見てもらったことがありました。しばらくすると建築家から一言、『トイレを、居室としてしつらえなさい』。玄関や居間などに比べ、トイレはデザインの必要がない...

跳上げ式の移乗台で、家族で共用できるお座敷トイレ

1帖に満たないトイレは洗面室の中にあり、スペースを広げることはできません。住まいてさんからの要望は、車いすから便器に乗り移り両足を伸ばせるような、「移乗台」が必要とのことでした。トイレを家族みん...

洗面室の中にあるトイレが担う、隠れた大切な役割

このお住まいは3層(地階・1階・2階)で、それぞれの階にトイレがあり、このトイレは1階の洗面室の中にあるトイレです。左右の引き戸は、リビングや寝室につながる、落ち着かないトイレなのですが、このト...

マンションの洗面室、最低限の車いす対応リフォーム

購入したばかりのマンションを、車いすユーザーが暮らし始められる様に、最低限のリフォームをしました。充分な広さではない、この洗面室で解決したかったことは、洗面化粧台と洗濯機、廊下からの出入り口でし...


座・ドレッサーと鏡と、ターコイズブルーの組み合わせ

立っても座っても、使いやすい高さに調節できる、「座・ドレッサー」は、洗面ボウルが大きく張り出ていて、肘をつくことができるので、車いすユーザーにも使いやすい洗面台です。あえて高さを固定して設置する...

シャワーチェアーに腰掛けた姿勢から、安全に浴槽に入る

「バリアフリーにする」ということは、必ずしも「特別なものにする」のではなく、あえて「シンプルにする」という方法もあります。「いったん浴槽のヘリに、腰掛けてから浴槽に入りたい」とのご要望でした。...

浴槽とシャワーの2通りの入浴、2m角のユニットバス

「浴室を家族みんなで共用する」などと、あえて強調する意味はない様にも思えますが、家族の誰かが車いすユーザーだったとき、その一人だけが別の浴室を使わざる得ないとしたら、どんな気持ちになるのでしょう...

シャワー浴できる浴室に、またぎやすい木製浴槽を置くことに

当初、この浴室の増築したとき、「浴槽をまたぐには腰に負担がかかってしまうので、浴槽の代わりにシャワー椅子だけを付けて欲しい」と、依頼されたのでした。ですが私は考えました。住まいてさんは、将来、湯...


高齢者にとって理想的な、専用トイレのある寝室

高齢者にとって理想的な寝室をつくりました。以前は8帖の和室と縁側だった場所を、11帖の広さの寝室にしました。当面は奥様専用として使いますが、将来、ご主人のベッドを置くこともできます。また、寝室は...

ベッドを置く場所を、選択できる自由があること

住まいてさんが進行性の難病により、近い将来に車いすを使うこと、ベッドに横になっている時間が多くなることが、想定されました。東西に広いマンションなのですが、そのベッドをどこに置くのか悩みました。「...

調理手順に合わせた、コの字型バリアフリーキッチン

「車いすで使いやすいキッチンにしたい」とのご依頼に、キッチンの全体計画から考えました。「コの字型」のバリアフリーキッチンは、調理手順に合わせ一筆書きの様に連続する、調理動線になっています。左から...

心地よさは、車いすの使用を想定しておくことから

『この中にはパンが一切れ入っています。何かのお役に立つでしょう』ドイツ軍につかまったルーマニア人が、貨車から脱走する際、あるユダヤ教指導者から、ハンカチに包まれた「一切れのパン」をわたされました...


『ゆっくりでいいよ』の一言を添えること

以前に建てたお住まいを訪問しました。住まいてのMさんは車いすユーザーで、メンテナンスは直ぐに終わると、帰りがけMさんから、中学生の子どもさんの作文が、市内の中学生人権作文市長賞を、もらったことを...

私も障害を持っていると気づくこと

ユニバーサルデザインの提唱者、ロナルド・メイス最後のスピーチの中の、「ユニバーサルデザイン」について定義する場面を読み、私は自分自身を普通、健常者であると考えていることに、疑問を持ちました。...

私は「兼築家」をめざしています!

我が家では私の仕事のことが話題になりますが、『それって、工務店の仕事じゃないでしょ!』と、娘から突っ込まれた、依頼がありました。それは『ピアノペダルを頭の動きで操作したい』というものでした。 ...

アニティデザイン バリアフリー工房

暖かくて居心地のよい、バリアフリー住宅を造っています。新築でもリフォームでも、ご相談から設計、施工まで、1級建築士がワンストップで、対応しております。ぜひ一度、お試しください。...